泡を吹いて倒れた選手 壮絶な姿を収めた撮影者が感動「パラ取材に勝るものはない」【Image of the Day】
北京パラリンピックが行われている中、「THE ANSWER」では写真や動画などを取り扱う世界最大級のデジタルコンテンツカンパニー「Getty Images(ゲッティイメージズ)」のカメラマンが大会中に撮影した写真を紹介。連載「Image of the Day」として展開し、競技の熱やパラ選手たちの貴重な瞬間、撮影者の想いなどを伝えていく。第4回は7日のノルディックスキー距離男子20キロクラシカル(立位)から。
「Getty Images」の写真を紹介する連載「Image of the Day」
北京パラリンピックが行われている中、「THE ANSWER」では写真や動画などを取り扱う世界最大級のデジタルコンテンツカンパニー「Getty Images(ゲッティイメージズ)」のカメラマンが大会中に撮影した写真を紹介。連載「Image of the Day」として展開し、競技の熱やパラ選手たちの貴重な瞬間、撮影者の想いなどを伝えていく。第4回は7日のノルディックスキー距離男子20キロクラシカル(立位)から。
21歳の川除大輝(日立ソリューションズJSC)が金メダルを獲得したこの種目。壮絶さを物語る姿が収められた。雪上に倒れ込んだのはノルウェーのクヤルタン・ハウゲン。ゴール直後のようで、口から泡を吹いて疲労困憊の様子だ。この日は10位だった。
撮影したゲッティイメージズのスポーツフォトグラファー、カルメン・マンダート氏が写真について説明した。
「私は101歳まで撮影をするつもりでいますが、パラリンピックの取材に勝るものはないと断言できます。この写真は、選手たちがどれだけ自分を追い込んでいるか、どれだけ日々コースに身を置いているかを証明するものです。ゴールした後、疲れ果てて倒れる選手が何人もいました。
特に、この写真はノルウェーチームのクヤルタン・ハウゲン選手が何度も息を切らしている様子を捉えました。最後の力を振り絞ってゴールしたのがよくわかります。この日のように晴れ渡った青空の下で、アスリートたちの勇気とひたむきな姿は、印象的で、感動的で、感銘を受けるものです」
国際パラリンピック委員会(IPC)の公式フォトエージェンシーを務めるゲッティイメージズは、デジタルコンテンツを世界200か国以上に提供している。2月の北京五輪でも国際オリンピック委員会(IOC)公式フォトエージェンシーとして、のべ150万点以上の写真を撮影した。
(THE ANSWER編集部)