米最速166キロ大学生の“浮き上がる”直球が話題 捕手は「手の神経おかしくなるかも」
米大学野球で驚異の剛腕が話題になっている。テネシー大の21歳、ベン・ジョイスは最速166キロを誇る右腕。6日(日本時間7日)のオクラハマ大戦でも浮き上がるような100マイル(約161キロ)超の直球を披露し、「ライズボール?」「過去最もエゲツない投球」と驚きの声が上がっている。
テネシー大の21歳ベン・ジョイス、6日の試合も「103.1マイル」を計測
米大学野球で驚異の剛腕が話題になっている。テネシー大の21歳、ベン・ジョイスは最速166キロを誇る右腕。6日(日本時間7日)のオクラハマ大戦でも浮き上がるような100マイル(約161キロ)超の直球を披露し、「ライズボール?」「過去最もエゲツない投球」と驚きの声が上がっている。
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背番号44のジョイスは8回に登板。先頭打者を追い込むと101マイル(約162.5キロ)の直球を投じた。まるで浮き上がるかのように見える剛球に打者は空振り三振。為す術がなかった。打者1人を圧倒し、ジョイスはマウンドを後にした。8-0の勝利に貢献した。
この“火の玉ストレート”に注目したのが「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏。自身のツイッターにジョイスの投球映像を公開すると、「エグい」「どうなってんの」「ライズボール?」「不公平だ」「過去最もエゲツない投球」「神への道」などと驚愕の声が集まった。
また、返信欄では米アマチュア野球のスカウティング情報などをMLBなどに提供する組織「パーフェクトゲームUSA」のメンバー、ビニー・セルビノ氏が、この日のネット裏で計測したものとみられる「103.1マイル(約166キロ)」と表示されたスピードガンの画像も掲載した。
ジョイスの剛腕ぶりは既に地元では話題だ。2月の試合では、昨季のメジャー最速だった103.4マイル(166.4キロ)を超える103.5マイル(約166.6キロ)をマーク。今月2日には米地元紙「ノックスビル・ニュース・センチネル」が特集した。
「ベン・ジョイスの103マイルの速球はどんなものか」と見出しを打って記事を掲載。「指が痺れるんだ」「1年後には僕の手の神経はおかしくなっているかもしれない」などといった捕手のイバン・ラッセルの“証言”を紹介していた。
日本人最速のエンゼルス・大谷翔平も最速は165キロ。21歳にして、すでにジョイスはそれを上回っている。コントロール、変化球の精度など投手としてさらに磨かれれば、将来は米大リーグ(MLB)で活躍する選手になるかもしれない。