錦織、運命の準決へ 海外メディアは復調評価「ズベレフは注意を怠ってはならない」
勝てば悲願のマスターズ1000初制覇に王手、カギは「第1セット」にあり
英テニス専門メディア「LiveTennis」は21歳の誕生日にリシャール・ガスケ(フランス)を下し、4強に駒を進めたズベレフについて「彼の誕生日に満足のいく勝利を挙げることができたが、その試合時間は2時間40分の激闘だった」と紹介している。
一方、錦織も4試合のうち3試合がフルセットと接戦を繰り広げていることに触れながら、チリッチ戦について「打ち合いの主導権を得ていた。彼は、両サイドにおいてチリッチを大きく上回るダイナミズムを披露してみせていた」と評価している。
さらに「彼は手首の負傷から復帰して間もないが、今大会はとてもシャープに動けている。彼の期間が今もなお進み続けていることがそれを物語っている。モナコでの示しは、とても良いものとなっている」と復調ぶりを認め、一方で「ズベレフは注意を怠ってはならない」と指摘している。
錦織がズベレフを撃破するカギについて「まずは第1セットを確実に先取しなければならない。そこから長時間の試合が待っているが予測できる」と第1セットを取って主導権を握ることを挙げている。
錦織は勝てば、悲願のマスターズ1000初制覇に王手。相手は昨季から上昇一途の難敵だが、打ち破れるか。完全復活を証明する意味でも、注目の一戦となりそうだ。
(THE ANSWER編集部)