錦織、「トップに舞い戻れ!」 “優しいウィナー”で強敵撃破、赤土で復活の狼煙
男子テニスのモンテカルロ・マスターズは16日、男子シングルスの1回戦を行い、世界ランク39位の錦織圭(日清食品)が、同18位のトマーシュ・ベルディハ(チェコ)を4-6、6-2、6-1のフルセットで下し、初戦突破した。ATP公式中継サイト「テニスTV」のツイッターが勝利の瞬間を公開している。
錦織が18位のべルディハに逆転勝ちで初戦突破、最後は“優しいウィナー”で決める
男子テニスのモンテカルロ・マスターズは16日、男子シングルスの1回戦を行い、世界ランク39位の錦織圭(日清食品)が、同18位のトマーシュ・ベルディハ(チェコ)を4-6、6-2、6-1のフルセットで下し、初戦突破した。ATP公式中継サイト「テニスTV」のツイッターが勝利の瞬間を公開している。
赤土のコートで日本のエースが躍動した。第3セット、マッチポイントを迎えた錦織は、ベルディハの強烈なサーブをネット際に返すと、相手のドロップショットに懸命に走りこんで対応。前に出てきたベルディハを嘲笑うかのように、誰もいなくなったコートの右サイドに優しく落とした。
ベルディハと握手を交わし、観客にサムアップで応える錦織。フランスのファンもスタンディングオベーションで祝福していた。
6年ぶりに出場したこの大会で、“格上”の相手を逆転で破った錦織。「テニスTV」は「ケイ・ニシコリが公国に帰還。2012年以来となるモンテカルロ・マスターズの初戦で、トマーシュ・ベルディハを撃破」とタイトルをつけ、動画を公開すると、ファンからは「ケイの復調が際立っている!」「行けニシコリ!トップの領域へ舞い戻れ!」「土は彼にとって常にベストなコートだ」「拍手!」など応援のメッセージが相次いでいた。
今季のクレーコートでの初戦で、本来の粘り強い戦いぶりを取り戻しつつある錦織。久々の快進撃を誰もが待望している。
(THE ANSWER編集部)