なでしこ、韓国戦へエース岩渕真奈も復帰 首位通過へ、日本でもプレーした名手と激突
2022 AFC女子アジアカップに参戦中のサッカー女子日本代表が、27日にグループ最強の相手、韓国代表と対戦する。初戦から連勝し、すでに決勝トーナメント進出を決めている両チーム。グループ首位通過を懸けて、ミャンマー、ベトナムとは力の差があるだけに、これまでの2試合とは違った試合が見られそうだ。
引き分け以上でグループ首位通過、立ちはだかるのは韓国のチ・ソヨン
2022 AFC女子アジアカップに参戦中のサッカー女子日本代表が、27日にグループ最強の相手、韓国代表と対戦する。初戦から連勝し、すでに決勝トーナメント進出を決めている両チーム。グループ首位通過を懸けて、ミャンマー、ベトナムとは力の差があるだけに、これまでの2試合とは違った試合が見られそうだ。
東京オリンピック後に就任した池田太新監督のもと、初の国際大会に臨んでいるなでしこジャパン。初戦のミャンマー戦で長谷川唯の2ゴールを含む大量5得点を挙げて完勝すると、続くベトナムとの第2戦は、成宮唯が2ゴールを押し込んで3-0と勝利。開幕から2連勝して決勝トーナメント進出を決めている。
2試合で大量8得点を挙げてグループ首位に立つなでしこジャパン。結果だけを見れば、楽勝ムードが漂うはずだが、なかなかそうはいかない。FIFAランキングで見れば、日本の13位に対して、ミャンマーが47位、ベトナムは32位とともに格下。ある意味、勝つことは必然だった。
初戦でも第2戦でも圧倒的なボール保持率で相手を上回るが、「もう少しチャンスを得点につなげることができた」と指揮官が振り返るほど、チャンスの数以上にゴールが少なかった。また、ベトナム戦では「崩して点を決める形がなかったことが課題」と2試合連続、計3ゴールを奪った成宮の言葉通り、ゴールを固める相手を崩し切ることができなかった。
次の相手は韓国。かつて2011-13年にINAC神戸レオネッサに所属し、解説者の永里亜紗乃氏も「ボールが本当に取れない」と舌を巻くエース、チ・ソヨンを擁するグループ最強の相手だ。力関係で言えば、恐らく五分と五分。なでしこジャパンは過去2戦とは異なり、ボールが持てないなかでの戦いを強いられることになりそうだ。
そんななでしこジャパンに朗報が入ってきた。開催地インド入国時に新型コロナウイルス陽性判定を受けていたエースの岩渕真奈が、24日に受けたPCR検査で陰性を確認。明日27日に行われる第3戦・韓国戦に出場できる見込みだ。現在、得失点差でグループ首位に立つなでしこジャパン。引き分け以上でグループ首位通過が決まる韓国戦は、日本時間の27日17時にキックオフを迎える。
(THE ANSWER編集部)