ロシア女子の揺れた五輪3枠目 フィギュア界の重鎮コーチが見解「一番強い人が行く」
2月4日に開幕する北京五輪では、フィギュアスケート女子シングルのロシア代表に国内選手権で優勝した15歳カミラ・ワリエワ、2位のアレクサンドラ・トルソワ、3位のアンナ・シェルバコワが選ばれた。シェルバコワは不調により、25歳のエリザベータ・トゥクタミシェワとの入れ替え説も浮上していたが、無事に代表入り。ロシア人コーチの重鎮タチアナ・タラソワ氏が「彼女を選んだことは正しいです」と最終的に見解を示したことを母国メディアが報じている。
議論の的だったフィギュアのロシア女子3枠目、タラソワ氏が見解
2月4日に開幕する北京五輪では、フィギュアスケート女子シングルのロシア代表に国内選手権で優勝した15歳カミラ・ワリエワ、2位のアレクサンドラ・トルソワ、3位のアンナ・シェルバコワが選ばれた。シェルバコワは不調により、25歳のエリザベータ・トゥクタミシェワとの入れ替え説も浮上していたが、無事に代表入り。ロシア人コーチの重鎮タチアナ・タラソワ氏が「彼女を選んだことは正しいです」と最終的に見解を示したことを母国メディアが報じている。
17歳のシェルバコワは昨年末の国内選手権3位で代表当確のはずだった。しかし、トリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏が、同7位で欧州選手権補欠に回ったトゥクタミシェワと「テストスケート(非公式な選考会)」を実施すべきと主張。シェルバコワの最近の不調とトゥクタミシェワの演技の質の高さが理由で、ロシア国内でも識者やファンの間で議論の的となっていた。
最終的には、欧州選手権で2位と結果を残したシェルバコワが順当に代表入りを果たした。ロシアメディア「lenta.ru」は名コーチのコメントを紹介。「タラソワ氏がロシア代表メンバーにトゥクタミシェワがいないことを評した」の見出しで記事を掲載した。同国メディア「sport24.ru」に語った言葉を引用しながらこう伝えている。
「『シェルバコワは当然の報いとして、五輪代表メンバーの座を占めました。トゥクタミシェワではなく、彼女を選んだことは正しいです』とタラソワ氏は語った。彼女は五輪にはいつも一番強い選手たちが行くと触れている」