「羽生結弦との対決にミスは許されない」 全米V6チェン、転倒に米TV局が厳しい指摘
フィギュアスケートの北京五輪代表選考を兼ねた全米選手権は9日(日本時間10日)、男子フリーが行われ、ネイサン・チェンが合計328.01点で大会6連覇を達成した。ハイスコアで北京五輪の切符を掴み取ったが、米放送局ではフリーの2度の転倒シーンに注目。「来月のハニュウとの対決ではこのようなミスが許される余地はない」と指摘している。
全米選手権V6のチェン「何個かつまらないミスをした」
フィギュアスケートの北京五輪代表選考を兼ねた全米選手権は9日(日本時間10日)、男子フリーが行われ、ネイサン・チェンが合計328.01点で大会6連覇を達成した。ハイスコアで北京五輪の切符を掴み取ったが、米放送局ではフリーの2度の転倒シーンに注目。「来月のハニュウとの対決ではこのようなミスが許される余地はない」と指摘している。
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チェンは左脇腹の辺りから星が爆発したかのような絵が描かれた衣装で登場。オレンジ色が上半身全体に広がっていくデザインで滑り切った。
米放送局「NBCスポーツ」はチェンの記事を掲載。「ネイサン・チェンが全米選手権で6連覇を果たし、五輪代表が決まる」の見出しを打った。北京五輪の切符を掴み取った世界選手権王者について「チェンは日曜のフリーで2度転倒した(一度はコレオシークエンスで、だ)。しかし、それでも余裕で6度目の優勝を果たした」と報じている。
チェンは「今日はこれでよかった。何個かつまらないミスをしてしまった」と語ったという。一方、記事では「来月の五輪連覇王者ユヅル・ハニュウにはこんなミスが許される余地はない」とつづっている。
ショートプログラムのミスで出遅れた平昌五輪は、フリーで巻き返したものの5位で終戦。北京五輪では94年ぶり3連覇を目指す羽生との共演が期待される。難しい演技構成だが、母国メディアは完璧な内容が必要になると見ているようだ。
(THE ANSWER編集部)