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鳥栖U-15が充実の連覇 Jリーグで活躍する先輩に刺激、日本一へ駆け上がる好循環

高円宮杯JFA第33回全日本U-15サッカー選手権大会で優勝したサガン鳥栖U-15【写真:平野貴也】
高円宮杯JFA第33回全日本U-15サッカー選手権大会で優勝したサガン鳥栖U-15【写真:平野貴也】

高校3年でトップ昇格の中野に選手も憧れ「本当に凄い」

 FCラヴィーダは、個々の高い技術と連係でボールを保持している時間は長いが、質の高い攻撃でゴールを奪いきる鳥栖U-15に要所を抑えられて苦戦。それでも粘り強く攻撃を繰り返し、後半31分にサイドチェンジのパスを受けたMF山口豪太(2年)が右サイドのペナルティーエリア角からカーブをかけたコントロールシュートを決めて1点を返した。その後は、FCラヴィーダが押し込む時間が続いたが、鳥栖U-15もハードワークで常に球際を競って侵入を阻止。4-1で試合を押し切った。


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 鳥栖U-15は3年連続の決勝進出で2連覇、昨年はU-18、U-15がともに日本一に輝くなどアカデミー(育成組織)の活躍が目立っている。さらにMF樋口雄太(今冬に鳥栖→鹿島アントラーズ移籍)、MF松岡大起(現清水エスパルス)、DF大畑歩夢(今冬に鳥栖→浦和レッズ移籍)らアカデミー出身選手がJリーグの舞台で輝きを放ち、18歳のDF中野伸哉も高校3年でトップチーム昇格を果たして活躍。東京五輪に出場したU-24日本代表に飛び級で入った時期もあり、アカデミーから早期に羽ばたく理想的な進路を描いている。

 この日2点目を決めた山崎は「(来季からのU-18では)中野伸哉くんみたいに、プロデビューして活躍できたらいいなと思っている。高校生でトップであそこまでできるのは本当に凄い」と自身の夢を重ねていた。トップで活躍する先輩たちに刺激を受け、アカデミーの後輩たちは背中を追っていく。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)


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