女子は千葉などが4強進出、運動能力抜群の177センチ花島が活躍「楽しんでやれたら」
あこがれは日本代表の渡嘉敷来夢、自身も将来は代表でのプレーを夢見ている
ただし、プレーするステージが上がれば、相手の身長も運動能力も高くなる。U-14ナショナルキャンプでは「全員が同じくらいの身長なので、シュートをブロックされる場面も多く、高さだけではダメだと感じた」と課題を感じているという。今後を見据え、スピードや跳躍力、技術を生かした武器を磨いていく必要がある。
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花島は「もっとシュートレンジを広げて、プレーの引き出しを増やしたい。今日も、もう少し上手くプレーしたかった。自分で行けないときは味方を上手く使って、行けるときは仕掛けて行って必ずシュートを決めるというプレーがもっとできたら良かった」と自身の課題を指摘した。
憧れの選手は、中学1年生のときにテレビ番組の企画で対面した日本代表の渡嘉敷来夢(JX-ENEOSサンフラワーズ)。「渡嘉敷さんは気さくな方だったし、1対1をやらせてもらったけど、プレーもすごかった。やっぱり日本代表はすごいなと思った」と大きな刺激を受け、自身も日本代表で活躍することを将来の夢としている。まずは、小学生時代に届かなかった日本一の目標を、千葉県代表として狙いに行く。
29日の準決勝では愛知県代表と対戦し、勝てば決勝も戦う。千葉県代表は、予選リーグで沖縄と広島を撃破。決勝トーナメント1回戦で群馬、準々決勝で東京Bを破ったが、桑原コーチは「トーナメント1回戦までは、全然良くなくて苦戦したけど、準々決勝では選手が円陣の形を勝手に変えていて、気合いが入っていたみたいでうまく行きました」と笑った。
花島は「アップから円陣を変えて声を出したら、試合の出だしが良かったと思う。今日と同じようにみんなで声を出して盛り上げて、楽しんでバスケをできたら良い」と抱負を語った。逸材揃いの大会でさらなる飛躍を狙う。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)