カシメロが“減量失敗”した理由 母国解説員が指摘「かつてなら問題を避けられた」
ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)に対し、母国解説員から指摘が入った。11日(日本時間12日)に防衛戦を予定していたが、前日計量をキャンセル。「かつてのチームにいれば問題を避けられた」と報じられている。
母国メディアの解説員がトレーナー変更を指摘
ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)に対し、母国解説員から指摘が入った。11日(日本時間12日)に防衛戦を予定していたが、前日計量をキャンセル。「かつてのチームにいれば問題を避けられた」と報じられている。
カシメロは11日に予定していた同級1位ポール・バトラー(英国)との防衛戦の前日計量を直前でキャンセル。減量苦もあり、ウイルス性胃腸炎で入院したと海外メディアに報じられ、試合中止となった。これに対し、フィリピン放送局「ABS-CBN」は「カシメロはチームを前のものに戻すべきだと解説員は語る」の見出しで記事を掲載。こうつづっている。
「(同局の)ボクシング解説員のエド・トレンティーノ氏は、カシメロはかつてチームにいたメモ・エレディア氏の管理下にいればこの問題は避けられたと感じている」
カシメロは2019年11月、WBO正規王者ゾラニ・テテ(南アフリカ)との一戦で団体内の王座を統一。当時もメキシコ人のフィジカルトレーナー、メモ・エレディア氏に師事していた。しかし、最近は関係が変わり、トレンティーノ氏は記事内で「彼をシャープな体に仕上げることができたのはメモ・エレディアだけだ」と語っている。
WBOはカシメロ陣営に対し、正式な診断書と医療記録を期日まで提出するよう要求。医学的な証明ができなかった場合は、カシメロから王座を剥奪するとしている。「エレディアは勝てるチームの一員だった。それを解体してしまった」とトレンティーノ氏。記事では「トレンティーノ氏はカシメロが王座を失えば、有利な試合を組むことも難しくなるとも指摘した」と今後についてもつづっている。
(THE ANSWER編集部)