全英OP銀トリオで決着 再春館製薬所が初代女王 山口茜「楽しんでやれた」
バドミントンの新設大会トップ4トーナメントは25日にゼビオアリーナ仙台で最終日を行い、女子決勝は再春館製薬所(S/Jリーグ3位)が2-0で日本ユニシス(同リーグ1位)を破って初代女王の座に輝いた。再春館製薬所は、第1ダブルスで福島由紀、廣田彩花組、シングルスで山口茜が勝利。3選手は、いずれもBWF(国際バドミントン連盟)ワールドツアーで最高権威の全英オープンで準優勝。現地18日に閉幕し、20日に帰国したばかりで疲労がある中、前日に続いて第2ダブルスまで持ち込ませることなく、3人でチームを勝利に導いた。
福島、廣田組、山口が勝利、新設大会V…池田監督「チーム一丸で戦えた」
バドミントンの新設大会トップ4トーナメントは25日にゼビオアリーナ仙台で最終日を行い、女子決勝は再春館製薬所(S/Jリーグ3位)が2-0で日本ユニシス(同リーグ1位)を破って初代女王の座に輝いた。再春館製薬所は、第1ダブルスで福島由紀、廣田彩花組、シングルスで山口茜が勝利。3選手は、いずれもBWF(国際バドミントン連盟)ワールドツアーで最高権威の全英オープンで準優勝。現地18日に閉幕し、20日に帰国したばかりで疲労がある中、前日に続いて第2ダブルスまで持ち込ませることなく、3人でチームを勝利に導いた。
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山口は、2月に行われたS/Jリーグ最終戦で敗れた高橋沙也加に雪辱。「リーグでは、自分が負けてチームの負けが決まった。今日は、自分が勝てばチームの勝ちが決まる状況だったので、楽しんでやれた」と喜んだ。大会は、S/Jリーグの上位4チームが参加する団体戦として行われた。池田雄一監督は「ベストメンバーで勝ち取りに行く気持ちで臨み、優勝できて良かった。日本ユニシスさんはベストオーダーではなかったけど、私たちは今季タイトルを取れていなかったので、勝てて嬉しい。選手にはきつい日程でしたけど、チーム一丸で戦えた」と話し、選手を労った。
準優勝の日本ユニシスは、負傷を抱えているシングルスのエース奥原希望が出場せず、エースダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組は高橋が腰を痛めている状況を考慮して、第2ダブルスの起用で最終日は出番がなかった。国際大会が増えて過密日程となる中での国内大会新設は、選手の負担が大きい(来季は、S/Jリーグの1チーム当たりの試合数を減らし、トップ4トーナメントはプレーオフとして開催される)。現状では、主要選手の出場回避は、非難し難い。日本ユニシスの場合は、その中でも戦力をやり繰りし、全英オープンで混合複の初優勝を飾った東野有紗がパートナーを替えながら準決勝、決勝と奮闘するなど底力を見せた。一つのやり方だったと言える。