大迫傑、次世代育成へ“世界の経験”伝授 「環境が大切。日本も枠組み取っ払うべき」
日本陸上競技連盟は9日、都内のホテルで「日本陸連 アスレティックス・アワード 2021」の受賞者を発表した。男子マラソン前日本記録保持者の大迫傑氏は、ラストランを公言して臨んだ東京五輪で6位入賞。この日は報奨金を受け取るなど活躍を表彰された。
陸連アワードの受賞者発表
日本陸上競技連盟は9日、都内のホテルで「日本陸連 アスレティックス・アワード 2021」の受賞者を発表した。男子マラソン前日本記録保持者の大迫傑氏は、ラストランを公言して臨んだ東京五輪で6位入賞。この日は報奨金を受け取るなど活躍を表彰された。
大迫氏は会見に出席し「入賞したことで表彰は後からついてきたものなので、改めて思うことはないですけど、僕がアメリカに行ってからやってきたことを出しきれたことに嬉しく思います」とコメント。東京五輪で得たことについては「1年半延期になったことで広い視野で陸上スポーツを知れた。それが今の活動に生きている。子どもたちだけではなく、大人の方々にも学んできたこと、アスリートの知見を広めていく活動を今後もしていきたい」と語った。
引退後はテレビ解説やジュニア向けのイベントに参加するなど活動。世界で戦うために必要なことを問われ「僕にできることとしては、切磋琢磨して互いに高め合える環境づくりは大切。アメリカでも各チームが固まっていて、ケニアでもエージェントごとに固まっている。同じことをしてはいけないけど、日本でも枠組みを取っ払ってやっていく必要を感じています」と説明した。
(THE ANSWER編集部)