日本から“永久追放”のネリ、「JBCの処分はバカげている」と伝説の王者が擁護
原因はネリ自身ではなく環境?アルセ氏は「彼は環境によって失敗することになった」と持論を展開
山中との第2戦目の前日計量で、ネリは前日の1度目の計量で5ポンド(約2.27キロ)も体重を超過。バンタム級よりも2階級も上のフェザー級のリミット内という異常事態で、王座を剥奪されていた。
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「計量で目標を設定しながらもミスをしてしまうことは多いんだ。彼はある栄養士と契約して、うまくいかなかった。彼は若く無敗だ。そして、まだ船出したばかりだ。彼は環境によって失敗することになったんだ。日本で永久活動停止処分を受けたけれど、少しバカげている」
アルセ氏はこう主張し、JBCの示した厳格な態度を批判。また5月5日にラスベガスでミドル級3団体王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と対戦するメキシコの“カネロ”こと、サウル・アルバレスが、ネリ同様にドーピング検査で陽性反応を示したことにも言及し、「多くの人間が間違った情報を与えられている」「我々の問題ではないのに、批判している人間は愚かにみえる」と擁護を繰り返している。
トラブル続きのメキシコボクシング界。だが伝説の元王者は自国の新鋭をかばいたいのか、身びいきにも聞こえる持論を展開していた。ネリ、そしてアルバレスの今後は不透明だが、海外、そして日本の世論の感覚とはややずれがあるようだ。
(THE ANSWER編集部)