31歳コストナー、母国での世界選手権で引退か 伊紙「おそらくキャリアのラスト」
今大会は過去に6度表彰台に上がった、集大成の舞台へ準備は万端
コストナーは12年世界選手権ニース大会では金メダルに輝いたが、以前の交際相手のドーピング検査回避を幇助したことで、14年に出場停止処分を言い渡された。それでも1年以上の活動停止を経て、復活。平昌でも華麗な舞いで観衆を沸かせた。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
「平昌五輪では、閉会式でイタリア国旗を持ち、素晴らしい経験で終えた。何日かローマに滞在し、(練習拠点の)サンクトペテルブルクに戻り、アレクセイ・ミーシンコーチと2週間練習した。ジャンプ、技術的、ダイナミックな動きなどのレベルアップを図った。金曜日にイタリアに戻り、ベルガモのアイスラボで数日過ごして、昨日は休養した」
五輪後はわずかな休息を経てロシアで練習を積み、16日にイタリアに帰国。母国のファンの前で完璧な演技をするための準備を済ませたと伝えている。
「31歳のカロリーナは詩だ。何が起ころうが、美しい詩である。おそらく最後の」
記事ではこうコストナーの生きざまを伝えている。平昌五輪を制し、今大会でも大本命のアリーナ・ザギトワ(ロシア)は15歳。ザギトワに限らず10代の選手が多いフィギュア界で、長きに渡り第一線でしのぎを削ってきたコストナーはフィギュア界、そしてファンからも大きな尊敬を集めている。
これが最後の舞いになるのか――。母国メディアは惜別を惜しんでいる。
(THE ANSWER編集部)