大坂VSセリーナの1回戦は過酷!? シード改善要望の声「ルールが彼女を助けるべき」
大会責任者ブレーク氏は“産休明け”セリーナを守るルール作りが必要だと提言
「出産のためにコートから一時離脱した選手を守ることは理にかなっている」
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
ブレーク氏はこう話している。そして「ルールが彼女を助けるべきなんだ。彼女に少しでも戦いやすいドローの恩恵をもたらし、より適した道筋を授けるためのだ」と強調している。
「このようなことがあまり起こるべきではないと思っている。彼女はこれまで何度もタイトルを勝ち取ってきた。こういう現状の場合は、多少のプロテクションは必要だ。もし彼女が負傷やモチベーション低下の理由で戦線を離脱していたのなら、そのようなサポートは必要ない。だが、彼女は子供を授かったんだ。それは本来、我々もその全てを祝うべき事象だろう」
BBCに対し、同氏はこう訴えている。セリーナほどの実績があるにも関わらず、ツアーから離れたことで世界ランクが下降。ノーシードとなり、大坂とのいきなりの対戦という、ハードなマッチアップとなったことに異議を唱えているのだ。
「我々にできるのは、彼女が戻ってきた際に、負担を少なくするため、シードを用意し、充分な期間を提供することだったはずだ」
こう提言。どういった基準を設けるかはともかく、実績を残した選手が特別な事情で戦線を離脱した場合の新たなルール作りの必要性を訴えていた。
ファンからも「ナオミのアイドルと対戦するすごく大きなチャンス」「これはバカげている」「1回戦なんで残念」など1回戦でビッグマッチに賛否の声が上がっていた。見方によれば、大坂の快進撃によってクローズアップされた課題。その動向がテニス界のルールを変えるきっかけになるかもしれない。
(THE ANSWER編集部)