ついに賞金女王決着へ 稲見萌寧が今季2回だけ折れていた心「そういう時こそ練習した」
長いシーズンで2回、心が折れるも「そういう時こそ練習した」
稲見自身はいずれの意識も口にすることはなく、「(上位を)気にする順位じゃないので」と言った。しかし、「明日もアンダーを出したいです。風が強い予報ですが、なるべくチャンスにつけて伸ばしたいです」とも言った。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
長いシーズンを振り返ると、「2回、心が折れました」と明かした。6月の宮里藍サントリーレディースで2位に4打差の首位スタートながら逆転負けを喫し、翌々週からは2試合連続予選落ち。この時点で1度折れ、もう1度は10月末に腰痛を発症して棄権と欠場を余儀なくされた際だという。しかし、いずれもその後に優勝を飾っており、「そういう時こそ、練習したからだと思います」と言った。
まだ22歳。だが、賞金女王なるだけの風格はある。最終Rは自分の全てを出し切り、結果を待つつもりだ。
<賞金女王争いの状況>
1位の稲見と2位の古江との差は、1696万8474円。今大会の優勝賞金は3000万円で、古江が逆転賞金女王に輝くには、最低でも単独2位以上になる必要がある。古江が優勝の場合は、稲見が単独3位(1200万円)以下、古江が単独2位(1800万円)の場合は、稲見が単独14位(96万円)以下になることが条件だ。88年のツアー制度施行後、最終戦で逆転して頂点に立った女王は5人いる。
(THE ANSWER編集部)