ボクシング五輪銅の並木月海、ダウン奪取の貫録勝ち 全日本初V王手「決勝は100点を」
アマチュアボクシングの全日本選手権第3日が26日、東京・墨田区総合体育館で行われ、女子フライ級準決勝では東京五輪同級銅メダリストの並木月海(自衛隊)が安村可麗(芦屋大)に5-0で判定勝ちした。五輪後初の大会でダウンを奪う完勝。初優勝へ、28日の決勝は木下鈴花(日体大)と対戦する。
アマチュアボクシング全日本選手権
アマチュアボクシングの全日本選手権第3日が26日、東京・墨田区総合体育館で行われ、女子フライ級準決勝では東京五輪同級銅メダリストの並木月海(自衛隊)が安村可麗(芦屋大)に5-0で判定勝ちした。五輪後初の大会でダウンを奪う完勝。初優勝へ、28日の決勝は木下鈴花(日体大)と対戦する。
貫録勝ちで決勝に駒を進めた。並木は細かいステップで相手を翻弄。フックやストレートを当て、接近戦から離れ際にパンチを当てるなど主導権を握った。3回にはスタンディングダウンを奪取。強さを見せ「相手が前に出てきてくれたので、ステップワークを生かしつつ、しっかりしたパンチを当てられたかなと思います。リングの上でシフトチェンジできた」と持ち前の笑顔で振り返った。
国際大会では結果を残してきたが、全日本選手権は優勝なし。「海外で何度か優勝とかできているけど、日本ではなかなか取れていない。日本でも認められる技術、スタイルを確立できたら。今回はそこを目標にしています」と意識するタイトルだ。初戦の自己評価は30点。この日は初回から前に出てきた相手にうまく対応し「臨機応変に動けたので50点くらいかなと思います。(決勝は)100点を目指したい」と勝利と誓った。
(THE ANSWER編集部)