稲見萌寧、自力での賞金女王ピンチ 巻き返せず23位「調子が悪くてそれどころでは」
日本人初の快挙達成に向けても暗雲
もう1つの名誉も暗雲が漂ってきた。稲見は前週終了時で、シーズン平均ストローク69.99(44試合出場)。今大会を7アンダー以上で終えると、19年の申ジエに次ぐ史上2人目、日本人選手では初の60台達成者となるが、この難コースで9つスコアを伸ばさなければならない。
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爆発力のある稲見にとっても至難の業だが、最後は「まずはアイアンを修正したいです。そして、スコアを伸ばしたいです」と言葉に力を込めた。古江は73で回り、通算7アンダーで単独首位をキープ。稲見が意地を見せるか注目される。
<賞金女王争いの状況>
1位の稲見と2位の古江との差は、1696万8474円。今大会の優勝賞金は3000万円で、古江が逆転賞金女王に輝くには、最低でも単独2位以上になる必要がある。古江が優勝の場合は、稲見が単独3位(1200万円)以下、古江が単独2位(1800万円)の場合は稲見が単独14位(96万円)以下になることが条件だ。88年のツアー制度施行後、最終戦までもつれたケースは15例。そのうち、最終戦で逆転して頂点に立った女王は6人いる。
(THE ANSWER編集部)