大王製紙エリエールレディス第2R

　女子ゴルフの国内ツアー・大王製紙エリエールレディスは19日、愛媛・エリエールGC松山（6545ヤード、パー71）で第2ラウンド（R）が行われた。首位と6打差の40位で出た賞金ランク1位・稲見萌寧（都築電気）は5バーディー、1ボギーの67で回り、通算5アンダー。腰の痛みを抱えながらも、17位に浮上した。過去2度の出場でともに予選落ちした苦手コース。初の予選通過に「あと2日できるというのが自分の中でハッピーな感じ」などと語った。三ヶ島かな（ランテック）、柏原明日架（富士通）が12アンダーで首位。

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　腰痛と戦う稲見が順位を上げてきた。前半は4番パー4で4メートルのバーディーパットを沈めるなど1つ伸ばし、9番から後半11番にかけては3連続バーディーを奪取。会見で「（腰は）朝は寒さもあって固まったりという感じ」と話したが、痛み止めを飲んだ効果もあり「不安はゼロではないけど、今は支障なくはできている」と話した。

　今大会は「苦手なコース」と語っており、予選通過も今回が初めて。「それが一番うれしい。あと2日できるというのが自分の中でハッピーな感じ」と安堵の表情を浮かべた。例年より暖かさを感じており、腰にもプラス要因。宿泊先では入浴剤を使ってリフレッシュしており「花のにおいとか、自然っぽい感じが好き。ローズ系が一番好みです」と明かした。

　約1697万円差で賞金ランク2位の古江彩佳は、この日71でスコアを伸ばせず38位。今大会で稲見が優勝し、古江の獲得賞金が単独6位の400万円以下なら、稲見の賞金女王が決定する。稲見は「最終日の位置によると思うので。無理に意識する必要はないかなと。楽しく回って、少しでも伸ばせたらいい」と自然体を強調した。