先輩ザギトワの再現なるか 五輪シーズンに現れた15歳新星フロミフが狙う「3A&4S」投入
トリプルアクセルをSPから投入示唆「時間が経ち、練習する必要ある」
しかし、本人は「トリプルアクセルはまだあまり上手くできていません」と向上の余地がある様子。「私はブダペストトロフィーの前とイタリア大会間近で、その練習を休止しましたが、今再開する準備をしています。時間が経ち、それを練習する必要があります。ショートプログラム(SP)でそれが必要です」とフロミフは付け加え、SPから投入を示唆している。
フロミフは2020年のジュニア世界選手権は4位だったが、シニアデビューの今季に一気に台頭。ブダペストトロフィーで優勝を果たし、イタリア大会でも2位に食い込んだ。アンナ・シェルバコワ、アレクサンドラ・トルソワ、エリザベータ・トゥクタミシェワらに加え、同じように今季シニアデビューしたカミラ・ワリエラと逸材が揃うロシア勢でも十分に戦える存在だ。
トゥトベリーゼ氏の教え子で五輪シーズンにデビューし、一気に頂点に駆け上がった存在といえば、前回18年の平昌五輪で同じ15歳で金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワ(ロシア)がいる。果たして、先輩選手と同じようにスターダムにのし上がれるか。3回転アクセルに4回転サルコウという武器の投入で、北京五輪の夢も見えてくる。
(THE ANSWER編集部)