賞金トップ死守の稲見萌寧、腰痛抱えながら単独2位「無事に回り切れてよかった」
女子ゴルフの国内ツアー・TOTOジャパンクラシックは7日、滋賀・瀬田GC北C(6616ヤード、パー72)で最終日が行われた。単独首位で出た21歳・古江彩佳(富士通)が通算16アンダーで2週ぶりとなるツアー通算7勝目(アマ時代を含む)を挙げた。今季6勝目で優勝賞金3300万円を獲得したが、稲見萌寧(都築電気)が13アンダーの単独2位。賞金ランクトップを死守した。
TOTOジャパンクラシック最終日
女子ゴルフの国内ツアー・TOTOジャパンクラシックは7日、滋賀・瀬田GC北C(6616ヤード、パー72)で最終日が行われた。単独首位で出た21歳・古江彩佳(富士通)が通算16アンダーで2週ぶりとなるツアー通算7勝目(アマ時代を含む)を挙げた。今季6勝目で優勝賞金3300万円を獲得したが、稲見萌寧(都築電気)が13アンダーの単独2位。賞金ランクトップを死守した。
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2位で出た稲見は16番までに2つ伸ばすなど懸命に追い上げたが、70の13アンダーで及ばなかった。「久々に最終組で回れて4日間無事に回り切れてよかった。大きな大会で単独2位で上がれてよかった。自分が落としたとかではなく、古江彩佳ちゃんが本当に隙のないゴルフをしていた。差が開いていて、このゴルフならミラクルがないと勝ち目はないと思っていた」と振り返った。
賞金ランクではトップを走るが、2週前の大会を腰痛で棄権し、前週は欠場。練習量を減らし、休みを優先した。今大会は痛みが残る中で復帰。「あまり良くはないです。(ラウンド中も)ずっと違和感はある。歩く姿勢も気をつけながらやっている」と現状を明かした。
大会前の時点では、賞金ランクトップの稲見が2億1448万6649円、同2位の古江は1億9759万7575円で1688万9074円差だった。古江は今大会も含めて直近4週を優勝、優勝、3位、優勝と猛追。しかし、稲見も今大会単独2位に入り、2007万9400円を積み上げた。稲見は2億3456万6049円、古江は2億3059万7575円で賞金ランクの入れ替わりはなかった。今季は残り3試合となる。
稲見は、現状の賞金女王への想いについて「あまり……」と苦笑い。意識しないように努めているようで「自分のことでいっぱいいっぱい。めちゃくちゃ気にしているというわけではないです。最終的な結果のために一試合、一試合勝てるように頑張りたい」と前を見据えた。
(THE ANSWER編集部)