目標は後輩「渋野です」 作陽高出身・成澤祐美が6度目で合格「いつか一緒に回りたい」
2021年度の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストの最終ラウンド(R)が5日、京都・城陽CC(6400ヤード、パー72)で行われ、通算4オーバー、20位タイまでの21人が合格した。岡山・作陽高で渋野日向子の1学年先輩だった成澤祐美は、6度目の受験で悲願を達成した。合格ライン上の通算4オーバー。会見では「信じられない」と繰り返しながら、目標にするプロを聞かれると「渋野です」と即答した。
JLPGA最終プロテスト 20位タイまでの21人が合格
2021年度の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)最終プロテストの最終ラウンド(R)が5日、京都・城陽CC(6400ヤード、パー72)で行われ、通算4オーバー、20位タイまでの21人が合格した。岡山・作陽高で渋野日向子の1学年先輩だった成澤祐美は、6度目の受験で悲願を達成した。合格ライン上の通算4オーバー。会見では「信じられない」と繰り返しながら、目標にするプロを聞かれると「渋野です」と即答した。
合格を知り、成澤は北海道から駆けつけた母親と抱き合って涙した。「信じられないです。1打1打に集中していましたが、本当に合格したんですかね」。最終プロテスト進出は、16、18、20年度に続いて4度目で、日本女子オープンは昨年26位、今年32位。作陽高時代は1学年下の渋野らと全国優勝を経験した実力者だが、遠回りしてようやく合格を手にした。
「パットが苦手でしたが、この最終になってよく決まるようになりました。このままパットが得意なプロになりたいです」
渋野に負けず劣らずの明るいキャラクターで、会見では取材陣を笑わせた。「どんなプロになりたいですか」と問われると「シンプルにかっこいいプロになりたいです。見た目はしんどいんで(笑)、攻めのゴルフを見てほしいですね」。そして、目標とするプロを問われると、迷わずに「渋野です」と言った。
「後輩ですが、いつかツアーで渋野と一緒に回りたいです。できれば、最終日最終組で。彼女は果てしないところにいるので、追いつかないといけないですけど」
成澤は北海道出身だが、作陽高時代を過ごした岡山県内に残り、今も生活している。「私、岡山が大好きなんで、これからの拠点にしていくつもりです」。このテストの合格者21人のうち、作陽高勢からは成澤を含めて4人が名を連ねた。成澤の1学年上の丹萌乃(5位)、2学年下の須江唯加(15位)、同校3年の尾関彩美悠(1位)だ。
母校愛も強い成澤は「先輩、後輩も含めて4人で一緒に通れたのは、うれしいですね。もっと、みんなで作陽の名前を世の人に広められたらうれしいです」と声を弾ませた。
(THE ANSWER編集部)