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渋野日向子「手に汗握った」 今季2勝目は「意地悪」なピン位置攻略「運が良かった」

女子ゴルフの国内ツアー「樋口久子・三菱電機レディス」は31日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で最終日が行われた。首位で出た渋野日向子(サントリー)は、5バーディー、3ボギーの70。通算9アンダーでペ・ソンウ(韓国)とのプレーオフに突入し、最後は鮮やかなイーグル締めで勝利。今季2勝目、国内ツアー6勝目を挙げた。試合後のテレビインタビューでは「調子が悪くて落ちぶれても、応援してくれた人たちがいたので、自分を信じて頑張れました」と感謝を口にした。

プレーオフを制し、今季2勝目を挙げた渋野は笑顔でガッツポーズ【写真:Getty Images】
プレーオフを制し、今季2勝目を挙げた渋野は笑顔でガッツポーズ【写真:Getty Images】

「樋口久子・三菱電機レディス」最終日

 女子ゴルフの国内ツアー「樋口久子・三菱電機レディス」は31日、埼玉・武蔵丘GC(6650ヤード、パー72)で最終日が行われた。首位で出た渋野日向子(サントリー)は、5バーディー、3ボギーの70。通算9アンダーでペ・ソンウ(韓国)とのプレーオフに突入し、最後は鮮やかなイーグル締めで勝利。今季2勝目、国内ツアー6勝目を挙げた。試合後のテレビインタビューでは「調子が悪くて落ちぶれても、応援してくれた人たちがいたので、自分を信じて頑張れました」と感謝を口にした。

 前日は4連続バーディーを記録するなど好調。首位で迎えたこの日も出だし1、2番で連続バーディーを奪った。しかし4、5番では連続ボギー。同じく首位で出たペ・ソンウが7番をバーディーとしたことで、渋野は2位に後退した。8番でバーディーを奪って再び首位に並んだが、ペ・ソンウが9番でスコアを伸ばしたため、前半は1打差の2位で折り返した。

 後半、渋野は15番パー3で痛恨のボギー。それでも16番パー5ではバーディーを奪取。見事なバウンスバックを見せるなど粘り、18番パー5でも2オンからバーディー。2打差でリードしていたペ・ソンウが3オン3パットとしたことで並び、プレーオフに突入した。

 プレーオフは18番で行われ、1ホール目で渋野はピンから3メートルの位置に2オン成功。鮮やかなイーグル締めで今季2勝目を掴み、右手でガッツポーズを作った。

 試合後のテレビインタビューでは「スタートから手に汗握り、緊張しながら回ってました。最後18番はイーグル狙いでした。(使用したのは)3番ウッド。クッションするしかないところで、運が良かったです。パットは上りでした。うれしいです」と喜びを口にした。

 昨年はこの大会で予選落ちしている。「(大会プロデューサーの)戸張(捷)さんの意地悪でピン位置が難しかった。ショットの調子が悪くなかったので、いい形になりました」とホッと一言。「調子が悪くて落ちぶれても、応援してくれた人たちがいたので、自分を信じて頑張れました。(米女子ツアー最終予選には)いい状態で臨みたいです。そのために、残りの試合も頑張りたいです」と今後の意気込みも語った。

 渋野は3週前のスタンレーレディスで1年11か月ぶりに優勝。この時もペ・ソンウらと優勝を争い、最後はプレーオフを制して涙した。前週のNOBUTA GROUP マスターズGC レディースは予選落ちだったものの、直近7戦中6試合でトップ10入りを果たすなど好成績が続いている。

(THE ANSWER編集部)


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