メダルなしの6位内村航平に敬意 橋本大輝、直接対決に勝利も「貴重な時間に感謝」
体操の世界選手権は24日、福岡・北九州市立総合体育館で最終日の種目別決勝が行われ、東京五輪個人総合&鉄棒2冠の橋本大輝(順大)が男子鉄棒15.066点で銀メダルを獲得した。五輪と世界選手権を8連覇した内村航平(ジョイカル)と初の直接対決。内村は14.600点で6位だった。金メダルは15.166点の胡旭威(中国)に譲ったが、20歳の五輪王者が32歳の大先輩との新旧王者対決を制し、会場は大きな拍手に包まれた。
世界体操最終日、内村航平VS橋本大輝の新旧王者対決が実現
体操の世界選手権は24日、福岡・北九州市立総合体育館で最終日の種目別決勝が行われ、東京五輪個人総合&鉄棒2冠の橋本大輝(順大)が男子鉄棒15.066点で銀メダルを獲得した。五輪と世界選手権を8連覇した内村航平(ジョイカル)と初の直接対決。内村は14.600点で6位だった。金メダルは15.166点の胡旭威(中国)に譲ったが、20歳の五輪王者が32歳の大先輩との新旧王者対決を制し、会場は大きな拍手に包まれた。
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橋本が強さを見せた。内村の直後となった5人目に登場すると、高難度の技を披露。カッシーナ、コールマンの離れ技を決めた。着地はわずかに一歩後ろにずれてしまったが、拍手にガッツポーズで応えた。
橋本は会見で「全部着地一本の差で悔しい結果になった。簡単な基礎的なことができていなかった。航平さんが自分の前に演技して恐縮した。航平さんが(上位を)超えられなかったので、僕が金メダルを獲って帰りたいと思っていた。緊張していたけどベストは出せた」とコメント。さらにこう続けた。
「まずはお客さんが夜遅くまで応援してくれた人に感謝しないといけない。これで体操に興味を持ってくれる人が増えたら嬉しい。航平さんは小さい頃からの憧れ。貴重な時間を過ごせて本当に航平さんには感謝しかない」
内村との戦いを終えて敬意を込めた五輪王者。24年パリ五輪へ「まずは着地ですよね。航平さんも『王者の着地』と言って勝ってきた。まずは着地。やることが山積みなので整理して、まずは体を休ませることを優先したい。パリでは団体総合金メダル、個人総合連覇、種目別でも多くのメダルを持って帰れるようにしたい」と勝利を誓った。
(THE ANSWER編集部)