床銀メダルの21歳南一輝「攻めた演技できた」 初の世界体操に充実感「やり切った」
体操の世界選手権は23日、福岡・北九州市立総合体育館で種目別決勝が行われ、21歳の南一輝(仙台大4年)が床運動14.766点で銀メダルとなった。東京五輪は出られなかった床運動のスペシャリストは、世界体操初出場。24歳の萱和磨(セントラルスポーツ)は同14.533点で6位だった。ニコラ・バルトリーニ(イタリア)が14.800点で金メダル、エミル・ソラブオ(フィンランド)が14.700点で銅メダルだった。
世界体操
体操の世界選手権は23日、福岡・北九州市立総合体育館で種目別決勝が行われ、21歳の南一輝(仙台大4年)が床運動14.766点で銀メダルとなった。東京五輪は出られなかった床運動のスペシャリストは、世界体操初出場。24歳の萱和磨(セントラルスポーツ)は同14.533点で6位だった。ニコラ・バルトリーニ(イタリア)が14.800点で金メダル、エミル・ソラブオ(フィンランド)が14.700点で銅メダルだった。
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南は捻り技を披露し、最後の着地も決めた。両手を広げて安堵した表情。客席に手を振って一礼すると、労いの拍手が送られた。優勝したバルトリーニに0.034点差で敗れたが、世界の舞台で健闘した。
会見では「ちょっと悔しい気持ちもあるけど、攻めた演技をしようと思ってできた。やり切ったと思う」と喜びを表現。「体の反応が良すぎて動きすぎた。でもビビった演技よりいい。新しい経験になった」と語った。
「出たことがまず経験になる。これからに生かしていきたい。来年の世界選手権のメンバーに選ばれるように一から作り直して頑張っていきたいですね。誰にも負けない選手、一番輝ける選手になりたいと思います」
2019年から全日本種目別選手権で床運動3連覇。脚の故障が影響し、東京五輪代表にはなれなかった。今回は初の代表入り。20日の予選は床運動14.966点の3位で通過していた。開催地の北九州市に近い山口出身。家族ら知人が応援に駆け付け「着地で少し動いたけど、楽しくできた。応援してもらえたことに感謝しています。この会場で競技をしたことはないけど、何回か来たことはあったので、雰囲気は違うなって感じました」と世界大会の空気を味わった。
(THE ANSWER編集部)