ラグビー日本代表、国内2年ぶり国際試合は豪州に23-32惜敗 世界3位から歴史的1勝ならず
ラグビー日本代表は23日、昭和電工ドーム大分で世界ランキング3位の強豪・オーストラリアとテストマッチで対戦。23-32で敗戦し、オーストラリアに対してはこれで6戦全敗となった。大黒柱のFLリーチ・マイケルを怪我で欠いたものの、2019年のワールドカップ(W杯)日本大会に出場した11人が先発。約2年ぶりとなる日本国内での国際試合で、歴史的1勝とはならなかった。
大分でテストマッチ、これで豪州戦は6戦全敗に
ラグビー日本代表は23日、昭和電工ドーム大分で世界ランキング3位の強豪・オーストラリアとテストマッチで対戦。23-32で敗戦し、オーストラリアに対してはこれで6戦全敗となった。大黒柱のFLリーチ・マイケルを怪我で欠いたものの、2019年のワールドカップ(W杯)日本大会に出場した11人が先発。約2年ぶりとなる日本国内での国際試合で、歴史的1勝とはならなかった。
世界ランク10位の日本はPR稲垣啓太、SO松田力也、WTBレメキ・ロマノ ラヴァら19年W杯を戦った11選手がスタメン。新主将のピーター・ラブスカフニも出場した。オーストラリアはトップリーグ・トヨタ自動車でもプレーした主将マイケル・フーパーを中心にしたメンバーで臨んだ。
前半先制したのはオーストラリア。7分にトム・ライトのトライが飛び出し、その後のコンバージョンキック(CV)もクウェイド・クーパーが決めて7点を奪った。日本は16分に松田がペナルティーゴール(PG)を決めて3点を返すも、その6分後にはジョーダン・ペタイアにトライを決められるなど3-14までリードを広げられた。
日本の攻撃が光ったのは26分。松田が右サイドへ正確なキックパスを繰り出すと、これをレメキがキャッチしてトライ。直後のCVも松田が決め、33分にもPGで得点。13-14と1点差に詰め寄った。しかし41分にはクーパーにトライを決められ、13-17で前半を折り返した。
後半もオーストラリアが早速攻める。2分にタニエラ・トゥポウのトライで13-22とリードを広げた。劣勢だった日本は8分、19年W杯でも活躍した田村優、徳永祥尭ら3人を新たに投入。それでもオーストラリアの攻勢は止まらず、11分にはロブ・レオタにトライを決められ13-27とされた。
スタジアムに集まった観客が手拍子で応援を送る中、日本の反撃は15分。一瞬の隙を突いた中村亮土がインターセプトし、自ら運んでトライ。その後のCVも田村が決め、20-27と7点差に迫った。その後も田村のPGで3点を追加するも、38分にはコナル・マキナニーにトライを決められて逆転はならず。久々の日本国内での国際試合を、勝利で飾ることはできなかった。
(THE ANSWER編集部)