橋本大輝は「今、世界No.1だ」 国際体操連盟の解説者すら“裏切られた”2年前の予想
体操の世界選手権は22日、福岡・北九州市立総合体育館で男子個人総合決勝が行われる。東京五輪個人総合&鉄棒2冠の橋本大輝(順大)は初優勝のかかる大一番。大会を取材中の英識者に直撃すると、20歳の新スターを絶賛していた。
世界体操、国際体操連盟公式コメンテーターに聞く橋本大輝
体操の世界選手権は22日、福岡・北九州市立総合体育館で男子個人総合決勝が行われる。東京五輪個人総合&鉄棒2冠の橋本大輝(順大)は初優勝のかかる大一番。大会を取材中の英識者に直撃すると、20歳の新スターを絶賛していた。
会場で選手たちに熱い視線を送っていたのは、英国でフリーランスのスポーツコメンテーターとして活動するオリー・ホグベン氏だった。今大会は国際体操連盟(FIG)の公式コメンテーターとして大会をリポート。過去5度の五輪で51競技も取材してきたそうで「(体操の)世界選手権は7回、ユースオリンピック、主要大陸大会では全てコメンテーターを務めたことがある」と経歴を明かした。
橋本について、ホグベン氏は「2019年にドイツで行われた世界選手権で彼を見た時に、『彼は未来のオリンピックチャンピオンだ』と私は言ったんだ」と説明した。高校3年だった橋本は、予選4種目で日本勢トップの得点をマーク。団体総合決勝は床運動のミスで涙したが、銅メダル獲得に貢献した。
同氏は当時から才能に惚れ込んでいたものの「今回(東京五輪)で優勝するとは思っていなかったよ。パリ五輪で勝つと思っていたんだ」と驚き。「この短い期間での彼の成長は信じられないよ。彼はトップ中のトップのクオリティーを持っているね」と絶賛した。