2位発進の松山英樹、観衆4468人の大半は“松山見たさ”も「逆にいい方向にいったかな」
米男子ゴルフツアー日本開催大会のZOZOチャンピオンシップが21日、千葉・アコーディア習志野CC(パー70、7041ヤード)で開幕した。今年4月のマスターズを制した松山英樹(LEXUS)は、6バーディー、ボギーなしの64で6アンダー。首位の岩田寛と1打差の2位につけた。
ZOZOチャンピオンシップ開幕
米男子ゴルフツアー日本開催大会のZOZOチャンピオンシップが21日、千葉・アコーディア習志野CC(パー70、7041ヤード)で開幕した。今年4月のマスターズを制した松山英樹(LEXUS)は、6バーディー、ボギーなしの64で6アンダー。首位の岩田寛と1打差の2位につけた。
完璧に近いラウンド。自分に厳しい松山も「いい感じで回れたかなと思います」と言った。スタートの1番パー4は、左ラフからの第2打をピン下3メートルにつけ、ジャストタッチのパットでバーディーを奪った。2年前、タイガー・ウッズと優勝争って2位だった大会も第1Rもバーディーでスタートしたことから、「あれで余裕ができて良かったと思います」と振り返った。
前日会見では、「マスターズのときが10なら、今は1もない状態」などと不安を漏らしていた。しかし、この日のショットにはキレがあった。3番パー3では、第1打をピン右4メートルにつけ、6番パー5では2オンに成功。5メートルのイーグルパットは決まらずも、楽々とバーディーにした。
「ピンチ」と思われた9番パー4では、バンカーからの第3打をピンにピタリとつけてパー。後半も3つのバーディーを重ね、観客を大いに沸かせた。「1日5000人」の制限がある中で4468人が入場。大半が「松山見たさ」で18ホールをついて回っていたが、松山自身はその状況をプラスにしていた。
「自分の状態からすると、『恥ずかしいプレーばかりするんだ』と思いながらやっていましたけど、あそこまで多くの方に来ていただけると、『いいプレーをしないといけないんだろうな』とプレッシャーみたいのを感じていました。それが逆にいい方向にいったかなと思います」
前日会見では「不調」を強調しながらも、「2年前よりも上を目指したい」「良いプレーすれば優勝のチャンスはある」と話し、暗くなるまでアプローチ、パット練習を重ねていた。マスターズ王者の松山は努力の人。残り3R、54ホールも1打1打に気持ちを入れ、頂点を目指す。
(THE ANSWER編集部)