世界体操、日本男子は上々の船出 五輪鞍馬銅の萱和磨は絶叫「目指すは当然金メダル」
体操の世界選手権は20日、福岡・北九州市立総合体育館で第3日が行われている。日本男子は予選第3班に登場し、上々のスタートを切った(順位は全て第3班終了時点)。決勝は各種目上位8人。今大会は個人種目のみで争われ、男子予選はこの日午後8時50分まで実施される。22日に個人総合男子決勝、23、24日に種目別決勝が行われる。
世界体操第3日
体操の世界選手権は20日、福岡・北九州市立総合体育館で第3日が行われている。日本男子は予選第3班に登場し、上々のスタートを切った(順位は全て第3班終了時点)。決勝は各種目上位8人。今大会は個人種目のみで争われ、男子予選はこの日午後8時50分まで実施される。22日に個人総合男子決勝、23、24日に種目別決勝が行われる。
東京五輪男子主将で団体総合銀メダル、種目別鞍馬銅メダルの萱和磨(セントラルスポーツ)は、跳馬以外の5種目にエントリー。午前9時20分、この日全選手トップで登場した床運動は攻めた演技で14.566点(暫定3位)。スタンドに向けてガッツポーズを作った。続く鞍馬は五輪より難度を上げた構成で14.933点(同3位)。着地までまとめて両拳を突き上げると、絶叫した。
世界体操は19年に団体総合と平行棒で銅メダルを獲得した24歳。「五輪も無観客、前回のシニア大会も無観客。着地の後、演技が終わって拍手とか歓声が聞こえて凄い楽しいというか、凄くワクワクした。やっぱり有観客っていいなって。感染対策の下、こうやってできていることに感謝したい。やっぱり目指すは当然金メダル」と気を引き締めた。
跳馬の米倉英信(徳洲会)は、1本目に自身の名を冠した大技「ヨネクラ」を披露。高さのある演技で観客を沸かせ、14.933点だった。2本目は14.633点。平均14.783点は同3位だった。東京五輪は内村との激しい代表争いに敗れて出場ならず。24歳は「どちらもEスコアは9点台に乗ったので、予選としては合格点かな。観客の方々がいてプラスに働く。国内大会と違って、僕がやっている時は僕しか応援しない状況。跳馬で一発力を出すにはうまくいっている」と振り返った。
床運動のスペシャリスト・南一輝(仙台大)は14.966点(同1位)。持ち前の笑顔を咲かせた21歳は「着地で動いたので妥当な点数。決勝でもっと出せるかなというところなので大丈夫です。もっと高い点数を取ってメダルを持ち帰りたい」と意気込んだ。跳馬の安里圭亮(相好ク)は1本目14.300点、2本目14.166点の平均14.233点(同9位)。「緊張感があってコンディションは凄くよかった。いい状態でむしろ(体の)反応が良すぎた。良すぎた分コントロールが難しかった」と話した。
東京五輪個人総合&鉄棒2冠の橋本大輝(順大)は、両種目で同トップ。内村航平(ジョイカル)は鉄棒のみの出場で同3位としている。日本代表は第3班。この日のうちに全8班まで行われる。
(THE ANSWER編集部)