内村航平、五輪落下の悪夢払拭 意見が違ったコーチに感謝「トラウマは拭えない」
ファンに演技を届けることに注力「最後の最後までやり切る」
入場制限のない有観客のスタンド。連日2000人ほど駆け付けている。この日は内村の演技に最も沸いた。暫定3位に留まったが、悪夢のような落下はなく「意地を見せたというか、本当にどうなっても落ちない、最後の最後までやり切ることを演技として出せた。指示に従ってみて、やっぱり本当に優秀なコーチだなと思う」と感謝。そんな佐藤コーチは選手以上に重圧を抱えていた。
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「彼もここまでプレッシャーがあると思う。笑い話にしていいかわからないけど、帯状疱疹が出ているんですよ。笑えないけど(笑)。僕のためにも一生懸命にやってくれている。本当に大変な想いをしてここについてくれている。それに演技で返していかないといけない」
まずはファンに美しい演技を届けることに注力したレジェンド。万雷の拍手が鳴った演技後は客席に歩み寄り、日本代表Tシャツを投げ込んだ。個人総合、鉄棒で東京五輪2冠の20歳・橋本大輝(順大)は、両種目で暫定トップ。新旧王者の直接対決だ。鉄棒決勝は最終日の最終種目「生まれ故郷なので拍手に温かみを凄く感じた。最後の最後に盛り上げられたら」。内村が見る者を惹き込む演技を目指す。
(THE ANSWER編集部)