平昌五輪の最終日、エキシビションでも羽生は観衆を魅了した

　平昌五輪は25日に閉会式を迎えた。冬の祭典の最終日を彩ったのはフィギュアスケートのエキシビションだった。米メディアは男子シングル金メダルの羽生結弦（ANA）、女子シングルで金銀を分け合ったアリーナ・ザギトワ、エフゲニア・メドベージェワ（ともにOAR）の3人の演技を「驚嘆に他ならなかった」「美しいパフォーマンスで五輪を締めくくる」と称賛している。

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　フィギュア界のカリスマが勢ぞろいした平昌五輪のフィナーレ。「メドベージェワ、ザギトワ、ハニュウが美しい演技で冬季五輪を締めくくる」と特集したのは米地元紙「USAトゥデー」電子版だった。

　エキシビションでも名手たちは華麗な演技で観衆を魅了した。メドベージェワはロシア歌手ポリーナ・ガガーリナの名曲「ククーシュカ」に合わせて、黒のコスチュームで情感豊かに舞うと、ザギトワは全身虎のコスチュームで15歳とは思えない妖艶な雰囲気を醸し出した。

　そして、大トリで登場した羽生は「ノッテ・ステラータ」の調べに身を委ねながら、圧巻のパフォーマンスを披露した。

　記事では「世界最高のスケーターたちが日曜日の平昌五輪閉会式の前に、最後にもう一度氷上に登場した。五輪王者ユヅル・ハニュウ、アリーナ・ザギトワ、そして銀メダルのエフゲニア・メドベージェワのパフォーマンスは驚嘆に他ならなかった」と称賛している。

　羽生の堂々たる白鳥の舞いを、米テレビ局「NBC」五輪公式ツイッターも紹介。「ディック・バトンが1948年と52年に達成して以来の連覇を果たした男。そして、まだ23歳だ。ユヅル・ハニュウの伝説はまさに作られようとしている」と絶賛していた。

　金メダルの演技だけでなく、最終日のエキシビションでも米メディアから大きな注目を浴びた「Yuzuru Hanyu」。平昌五輪の主役の1人として永遠に語り継がれることになりそうだ。