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メジャー初V王手の勝みなみ「本当に勝ちたい!」 あわや池ポチャで「ラッキー」も味方

女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン第3ラウンド(R)が3日、栃木・烏山城CC(6550ヤード、パー71)で行われた。2位スタートの勝みなみ(明治安田生命)は、1イーグル、2バーディー、2ボギーの69で通算9アンダー。単独首位に立ち、悲願のメジャー大会初優勝に王手をかけた。2位には1打差の通算8アンダーで西郷真央、3位には2打差の通算7アンダーで西村優菜がつけている。

通算9アンダーで単独首位に立った勝みなみ【写真:Getty Images】
通算9アンダーで単独首位に立った勝みなみ【写真:Getty Images】

日本女子オープン第3R

 女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープン第3ラウンド(R)が3日、栃木・烏山城CC(6550ヤード、パー71)で行われた。2位スタートの勝みなみ(明治安田生命)は、1イーグル、2バーディー、2ボギーの69で通算9アンダー。単独首位に立ち、悲願のメジャー大会初優勝に王手をかけた。2位には1打差の通算8アンダーで西郷真央、3位には2打差の通算7アンダーで西村優菜がつけている。


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 勝が2度のチップインを生かし、単独首位に立った。5番パー5では残り9ヤードからフワリと上げて、ジャストタッチのイーグル。18番パー4では残り15ヤードから「強めに低く」打ち出し、ピンにぶつけてバーディーを奪った。

「使ったクラブはどちらも58度でした。5番は上げるか転がすかで迷いましたが、上げるアプローチが練習でいい感じだったので上げました。あれは外れてもピンそばでしたね。18番は最後なので狙いにいきました。強かったですが、オーバーしても奥の傾斜でボールが戻ってくることも計算していました」

 今季はトレーニングの成果で飛距離アップが注目されていたが、この日は小技の進化も披露。さらに自身で「メンタルの成長」も口にした。

「いろんな成長を感じたラウンドでした。以前は無理矢理にバーディーを狙うゴルフもしていましたが、今日はボギーになっても耐えて、バーディーが来るチャンスを待つことができました」

 その流れの中で、490ヤードの17番パー4では「運」にも恵まれた。ピンまで残り213ヤードから、5番ウッドで放った第2打はグリーン右手前に池へと向かった。しかし、ボールは水面を跳ねてグリーン右横のラフで止まった。

「打った瞬間、『あれ、池か~』と悲しくなりましたが、水を切って外に出たので『ラッキー』と思いました」

 心技体で成長し「運」にも恵まれている23歳。高校時代から上位に入り、悔しい思いもしてきた今大会については、他の選手と同様に「特別」と位置付けている。勝てば、「いつでも使える」3年シードも手にできる。それだけに、思いを問われると「本当に勝ちたいです。ピンの位置にもよりますが、伸ばしあいになっても頑張りたいです」と言葉に力を込めた。

(THE ANSWER編集部)


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