【平昌 夢の跡】平野歩夢が放った輝き 五輪初の連続4回転を決めた19歳が世界を虜に
米のファッションサイトではライフスタイルにも注目、人気は世界に拡大
そして、注目される2年後、2020年の東京五輪のスケートボードでの出場には、「まだ決まってないですけど、徐々にって感じですかね(笑)今シーズン終わってゆっくり考えたいですね」と明かした。
スノーボードの普及、認知度向上、そんな思いが平野にはあった。だからこそ、誰も歩んだことのない道を進もうとしている。
競技後は王者・ショーン・ホワイトからの称賛を浴び、世界中のファンもツイッターなどで「ヒラノは私の金メダリスト」「史上最高」などとたたえた。またそのクールな振る舞いが女性ファンのハートもがっちり。米国の女性向けファッションサイトでは「アユム・ヒラノは誰と付き合っているの? 彼はプライベートを秘密にしている」という特集が組まれるほど、その“カリスマ”は世界に拡散していった。
「俺は人が出来ない事をやりたいから、そこを着々と目指して行きたいですね。そういうものを、何かしらで自分のモノにして行きたいですね」
そうコメントした平野。前人未到の領域へ――。その究極の目標へ、確実に近づいた今大会だった。
(THE ANSWER編集部)