渋野日向子、5年前は18オーバー108位 難コースに苦笑い「おバカさんなりに考えてる」
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープンは30日から4日間、栃木・烏山城CC(6550ヤード、パー71)で行われる。渋野日向子(サントリー)は29日、練習ラウンドで最終調整。日本一を決める大会に臨む。
日本女子オープンが30日開幕
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子オープンは30日から4日間、栃木・烏山城CC(6550ヤード、パー71)で行われる。渋野日向子(サントリー)は29日、練習ラウンドで最終調整。日本一を決める大会に臨む。
5年間の成長を感じる舞台にする。2016年大会と同じコースの今大会。当時アマチュアだった17歳の渋野は、通算18オーバーの108位で予選落ちした。第2日は1バーディー、10ボギー、3ダブルボギーの大叩き。プロのレベルを痛感した。
「この2日間のラウンドは悪いイメージしか出てこない。日本女子オープンの名にマッチしているコース。今日もいいイメージはないです。あの頃はアマチュアでしたし、5年の間に何かしら経験をしてきて、今もなんだかんだ取り組んでいる。その時よりマシなゴルフはできるかなと思います。5年前は17歳。飛距離はそんなに変わらないと思うけど、もうちょっと大人なゴルフができるのかなと思います。おバカさんなりには考えてやっているとは思います」
予選ラウンドは同じ黄金世代の昨年女王・原英莉花(日本通運)、今季8勝で賞金ランクトップの稲見萌寧(都築電気)と同組。「凄く注目組の中に入れさせられた。原ちゃんも飛ばすし、萌寧も全てが上手い。原ちゃんは誰よりも気合が入っていると思う。萌寧もいろんな重圧がある中で頑張っている。2人とも私より凄い人です」と苦笑いした。
今大会は練習ラウンドから有観客だが「今日でさえ緊張していたので、明日も緊張すると思う」と予感。全英女子オープンを制した後の19年大会は7位だった。大会の意義は十分理解している。
「日本の女子のメジャーは4試合ある中で一番難易度の高い試合だと感じている。ここで勝つことは名誉なこと。どの試合も名誉だけど、その中で女子ゴルフ界でプロアマ問わず1位を決める大会。いつもよりは練習ラウンドから緊張感がある。長いゴルフ人生の中で一度は勝ちたいと思う試合です」
19年11月以来優勝から遠ざかるが、直近2試合は4位、8位と上位でフィニッシュ。「やるべきことに集中して一打、一打悔いの残らないようにやっていきたい」と活躍を誓った。
(THE ANSWER編集部)