ロッテがZOZOマリンでAED実証実験 29日オリックス戦前に「RED SEAT」導入に向けて取組
プロ野球・ロッテはAEDの普及啓発、教育訓練活動を展開している公益財団法人日本AED財団と協力し、本拠地ZOZOマリン内でAEDが必要な場合に1秒でも早く届けられる体制整備を進めるための実証実験を、9月29日のオリックス戦(ZOZOマリン)の試合開始前に実施すると発表した。
観戦来場者の参加はなし、救命に対する意識の啓発も図る
プロ野球・ロッテはAEDの普及啓発、教育訓練活動を展開している公益財団法人日本AED財団と協力し、本拠地ZOZOマリン内でAEDが必要な場合に1秒でも早く届けられる体制整備を進めるための実証実験を、9月29日のオリックス戦(ZOZOマリン)の試合開始前に実施すると発表した。
今回の実証実験では、ZOZOマリンに設置されているAEDを救命ボランティアが想定心停止現場まで運搬し、その運搬にかかった時間を計測(運搬には模型を使用)。その結果をもとに適切なAEDの配置数、位置、密度などを検証する。なお、この実証実験はスポーツ観戦中の心停止による死亡者をなくすための「RED SEAT(レッド・シート)」という仕組みの導入に向けた取り組みとして実施される。
RED SEATはスタジアム内に赤い布を被せた席を設定し、その席で観戦する人にAEDの場所を事前に把握してもらうことで、心停止現場へ1秒でも早くAEDを運搬するという仕組み。また、防災月間である9月中にこの活動を実施し、球場スタッフやマリーンズファンの救命に対する意識の啓発も図る。実証実験の概要は次の通り。
日時:9月29日オリックス戦の試合開始前、午後3時00分(開場前)と午後4時50分(開場後)
場所:ZOZOマリン観客席フロア2及びフロア4
参加:(公財)AED財団、千葉ロッテマリーンズ(当日観戦来場者の参加なし)
目的:ZOZOマリンにおける適切なAEDの設置数、位置、密度の検証。球場スタッフやマリーンズファンの救命に対する意識啓発
(THE ANSWER編集部)