寺地拳四朗の王座陥落は「大きな衝撃」 権威あるリング誌も報道「最大の番狂わせ」
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦が22日に京都市体育館で行われ、王者・寺地拳四朗(BMB)が挑戦者の同級1位・矢吹正道(緑)に10回TKO負けし、王座陥落した。現役屈指の安定感を誇る王者として君臨していたが、プロ初黒星で9度目の防衛に失敗。海外メディアも「今年最大の番狂わせ」「未だにショック」と衝撃を伝えている。
寺地拳四朗はV9ならず、海外メディアも報道
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦が22日に京都市体育館で行われ、王者・寺地拳四朗(BMB)が挑戦者の同級1位・矢吹正道(緑)に10回TKO負けし、王座陥落した。現役屈指の安定感を誇る王者として君臨していたが、プロ初黒星で9度目の防衛に失敗。海外メディアも「今年最大の番狂わせ」「未だにショック」と衝撃を伝えている。
最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」は「マサミチ・ヤブキがケンシロウ・テラジ相手に凄まじいアップセット、ライトフライ級のベルト獲得」との見出しで記事を掲載。「今年最大の番狂わせの一つだ」「マサミチ・ヤブキがケンシロウ・テラジに10回TKOで勝利し、大きな衝撃を与えた」と伝えている。
英ボクシング専門誌「ボクシング・マンスリー」などに寄稿するアンソニー・コックス記者もツイッターを更新。「ケンシロウ・テラジがマサミチ・ヤブキに負けたのが未だにショックだ。ケンシロウが新型コロナからきちんと回復していたのか気になる。試合は12日延期しただけだった」とつづっている。
寺地は、具志堅用高氏の持つ日本人歴代最多の世界戦13戦連続防衛を超える目標を掲げていたが、8試合でストップ。8月末に新型コロナウイルスに感染し、当初の日程から12日延期になった末の試合だった。世界的にも評価する識者がいただけに、反響が大きかったようだ。
(THE ANSWER編集部)