引退に触れたパッキャオ、プロモーターは“もう1戦”も選択肢と強調「数週間で決める」
ボクシングの元世界6階級制覇王者で、来年予定されているフィリピン大統領選に出馬表明しているマニー・パッキャオ。母国の歌手の公式YouTubeチャンネルに出演して引退に触れたが、パッキャオが所属する「MPプロモーションズ」のプロモーター、ショーン・ギボンズ氏は、「正式なものではない」と否定しているという。米メディアが報じている。
米メディアがギボンズ氏のコメントを報道
ボクシングの元世界6階級制覇王者で、来年予定されているフィリピン大統領選に出馬表明しているマニー・パッキャオ。母国の歌手の公式YouTubeチャンネルに出演して引退に触れたが、パッキャオが所属する「MPプロモーションズ」のプロモーター、ショーン・ギボンズ氏は、「正式なものではない」と否定しているという。米メディアが報じている。
パッキャオは8月、WBA世界ウェルター級タイトルマッチで、同級スーパー王者ヨルデニス・ウガス(キューバ)に0-3の判定負け(113-115、112-116×2)を喫した。2年1か月ぶりの試合で、団体内の王座統一に失敗。これが自身にとって4年1か月ぶりの黒星となる8敗目だった。
米スポーツ専門局「ESPN」は「アドバイザーはパッキャオがまだ正式に引退していないと話す」との見出しで記事を掲載。パッキャオがフィリピンの歌手トニー・ゴンザガの公式YouTubeで「私のキャリアは終わった」などとタガログ語で話したことなどが伝えられている。
しかし、記事ではギボンズ氏が現地時間20日に語った内容も掲載。同氏は「数週間のうちにプロのキャリアを終わらせるかどうか決めることになるだろう」「試合が終わってからは、引退するかもう1試合戦うかを話し合っている。様々なシチュエーションを話している」と、今後についてはまだ検討中であることを明かしている。
「彼がツイッターやインスタグラムで発表するまで(引退は)正式なものではない」とも語っているギボンズ氏は、パッキャオが上院議員になるために2016年のティモシー・ブラッドリー戦後に引退し、その7か月後にリングに復帰し、ジェシー・バルガスを破っていることも指摘していたという。
(THE ANSWER編集部)