渋野日向子、同組の稲見萌寧は「仏です」 賛辞連発「お手本見せてもらった」
女子ゴルフの住友生命レディス東海クラシックの第1R(ラウンド)が17日、愛知・新南愛知CC美浜C(6502ヤード・パー72)で開催された。国内復帰第2戦の渋野日向子(サントリー)は、4バーディー、2ボギーの70で2アンダー。7位タイと好スタートを切った。同組になった賞金ランクトップの稲見萌寧(都築電気)は69の3アンダーで3位だったが、渋野は会見で「(稲見は)仏です」「悟りを開いている」と絶賛し続けた。66の6アンダーで回った大里桃子(伊藤園)が単独首位。
7位好発進も…1打差3位の稲見に「差を感じます」
女子ゴルフの住友生命レディス東海クラシックの第1R(ラウンド)が17日、愛知・新南愛知CC美浜C(6502ヤード・パー72)で開催された。国内復帰第2戦の渋野日向子(サントリー)は、4バーディー、2ボギーの70で2アンダー。7位タイと好スタートを切った。同組になった賞金ランクトップの稲見萌寧(都築電気)は69の3アンダーで3位だったが、渋野は会見で「(稲見は)仏です」「悟りを開いている」と絶賛し続けた。66の6アンダーで回った大里桃子(伊藤園)が単独首位。
渋野は最終18番でチップインバーディーを決め、首位に4打差の好位置につけた。だが、会見では、自身のラウンドを「まぐれが多かったので、『う~ん』という感じです」と振り返った。一方で、同組になった稲見の印象を聞かれると、具体的な表現で称賛し続けた。
「久しぶりに一緒に回って、稲見選手のボギーを打たないゴルフを見ました。今の稲見萌寧は強すぎるので、見るしかないと思ってギャラリー目線で見ていましたが、この風の中でフェアウェーキープ率が高く、シビアなバーディーパット、パーパットも入れてくる。ゴルフのお手本を見させてもらい、『差』を感じました。簡単には見えないけど、簡単にできる。これは、萌寧にしかできないと思います」
自身も出場を目指していた東京オリンピックで、稲見が銀メダルを獲得したことへの感想を問われると、さらに表現がオーバーになった。
「悔しさは正直あまりないですね。萌寧なら金もあり得ると思いましたので。あれだけ、いろんなものを背負って、プレッシャーもあるのに、それをはねのける力がある。やっぱり、すごいです。(2018年度の)プロテスト一緒に合格した時からメンタルがすごいと思っていましたが、今はそのメンタルという言葉が要らないくらい。仏ですよ。悟りを開いている感じですね」
2年前に全英女子オープンを制した渋野だが、現時点での稲見との差を潔く認め、「いつかあんなゴルフをしたいです」と表現。今年はTポイント×ENEOSの11位が最高だが、その思いも胸に残り2日を戦うつもりだ。
(THE ANSWER編集部)