「Tリーグ初めて見た人は?」 会場で多くが挙手、“五輪熱”に全日本王者も責任実感
及川は五輪熱に感謝「卓球というスポーツを凄く認知していただけた」
チームは監督不在のまま開幕を迎えた。ナショナルチームでコーチ経験がある渡辺隆司氏が監督代行としてベンチ入り。「私自身初めてTリーグのベンチに入った。エキサイティングな試合方式。両チーム、一丸となって戦っていて非常に緊張感の高い試合だった」と“デビュー戦”の心境を説明。「その中で勝つことができて嬉しいです」と笑顔だった。
昨季はレギュラーシーズン1位だったが、琉球アスティーダとのファイナルで敗れ、3連覇を逃した。大島は「悔しい思いをした。今シーズンは必ず優勝するという強い気持ちで臨んでいる。必ず優勝したいと思います」と気合を入れた。
試合前には場内実況が「初めてTリーグを見に来た人は?」と問いかけると、観衆889人のうち半分ほどが挙手。子どもたちも多く集まった。東京五輪の影響もあったようで、及川は「日本人選手がメダルを数多く獲って、卓球というスポーツを凄く認知していただけた。その中でTリーグがある。個人的にどんどん頑張って少しでも観客に見ていただいて広めていきたいなと思います」と責任感を滲ませた。
次戦は18日の岡山リベッツ戦(大分県杵築市文化体育館)となる。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)