渋野日向子、自主隔離から“脱出”で「自由だな」 1か月ぶり国内復帰でイーブン発進
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の第1ラウンド(R)が9日、茨城・静ヒルズCC(6680ヤード、パー72)で行われた。約1か月ぶりの国内戦になった渋野日向子(サントリー)は、4バーディー、4ボギーの72、イーブンパーで発進した。
中嶋常幸からの「ナイスバーディー」に「もっと、頑張ります」
女子ゴルフの国内メジャー・日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯の第1ラウンド(R)が9日、茨城・静ヒルズCC(6680ヤード、パー72)で行われた。約1か月ぶりの国内戦になった渋野日向子(サントリー)は、4バーディー、4ボギーの72、イーブンパーで発進した。
最終9番パー5。渋野はピン左1メートル半のスライスラインを読み切り、バーディーでラウンドを終えた。見守った関係者からの拍手には会釈で対応。コースを設計監修した男子プロの中嶋常幸から「ナイスバーディー、元気だね」と声を掛けられると、「あっ、ありがとうございます。もっと、頑張ります」と恐縮しながら頭を下げた。
会見では、反省点から口にした。「前半は良かったのですが、後半はショットの縦距離が合わず、パッティングもタッチが合わずでした。準備不足を感じます」
無理もない。渋野は約3週前のAIG全英女子オープン出場に伴う自主隔離期間を今月7日まで過ごしていた。期間中は、主に岡山の実家で過ごし、今年に入って父が設置した「鳥かごみたいな」特製ネットに向かって打ち込みを重ねていた。しかし、パッティングはショートパットしか練習ができず、前日8日になって練習ラウンド1回。それだけでは、感覚を取り戻すことはできなかった。
その一方で、「鳥かご練習」を脱し、試合で18ホールを回り切ったことを喜んだ。「『自由だな』と思いました。無観客だけど、静かだったけど、楽しんでできました」。第2Rに向けては、「天気も良くなってグリーン上は難しくなると思いますが、安全にプレーしながら、取れるところで取っていきたいです」と言葉に力を込めた。
(THE ANSWER編集部)