藤沢に滞在したイタリア代表は何を食べた? 東京五輪アスリートから学ぶ食講座で解説
オンラインイベント「アスリートの体に美味しい食事~地中海式食事法に学ぶ~」(主催:在日イタリア商工会議所)が27日に開催された。このイベントは、イタリア経済開発省によって推進されるプロジェクト「True Italian Taste」の一つ。イタリア国外の消費者に対し、イタリア食材の真の価値を守り、正真正銘のイタリア料理を紹介することを目的としている。
地中海式料理と世界のトップアスリートの食事を学ぶオンラインイベント
オンラインイベント「アスリートの体に美味しい食事~地中海式食事法に学ぶ~」(主催:在日イタリア商工会議所)が27日に開催された。このイベントは、イタリア経済開発省によって推進されるプロジェクト「True Italian Taste」の一つ。イタリア国外の消費者に対し、イタリア食材の真の価値を守り、正真正銘のイタリア料理を紹介することを目的としている。
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イベントの第1部は、プロスポーツチームや選手の栄養サポートを行う公認スポーツ栄養士・橋本玲子氏による栄養講座。「アスリートも一般の人も健康維持のうえで食事、休養、運動が大事なことは一緒。スポーツ栄養は一部の限られた人のための栄養学というイメージがあるが、一般の人もアスリートの食事から学べることがある」と、地中海式料理と世界のトップアスリートの食事について語った。
講座のなかで橋本氏は、今年の東京五輪セーリング混合フォイリングナクラ17級で金メダルを獲得した、イタリア・セーリングチームの食事について解説。大会中、チームは試合会場に近い、神奈川県藤沢市に滞在。夕食を鎌倉市のイタリアンレストラン「オルトレヴィーノ」からデリバリーしていたという。
橋本氏は同レストランの古澤一記シェフに取材。気になる料理の内容だが、「<1>新鮮な素材を使用した体によいもの。<2>野菜や果物をたっぷり使う。<3>家で食べるようなシンプルなメニューが、チームの要望。エネルギー源のパスタ、白米、フォカッチャや雑穀パンなどを主食に、毎日、5~6種類のメインディッシュを用意。選手により体調、気分、食欲が異なるため、一人ひとり、食べたいものを毎日オーダーできるよう配慮していた」と話した。
チームの1番人気の主菜は、塩コショウで味付けした低脂肪の鶏むね肉のグリル。「海の近くに住む選手・スタッフが多かったため、エビ、サーモン、白身魚などのシーフードも人気。また、味付けは選手が好みで加減できるよう、あらかじめエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルのボトルと塩を一人ひとりに渡し、付け合わせにレモンやパルメザンチーズを添えていた」という。