「25歳で引退」から32歳になった金田久美子 満身創痍でもゴルフを辞められない理由
32歳の誓いは「楽しくプレーすること。王道です」
今もなお成長を感じる部分は精神面。「悪くても気楽に考えられるようになりました。昔はちょっと調子が悪いと『うわーっ!!』となっていた。でも、今は失うものがない。切羽詰まっていない感じです」と気持ちの切り替えもできるように。今週、2ボール型のパターを投入したのも、心のゆとりからできることだった。
「人生初めて2ボールにした。3年前だったら怖くて新しいものにできなかった。今は使ってみよう、どんなものかなと思ったらすぐにできる。昔と考え方が変わったところですね。前は使っていないものは絶対にやらなかった。今日はそれがいい方に転びました」
32歳の誓いは「楽しくプレーすること。王道です」と笑う。北海道は、中学3年だった04年に不動裕理との優勝争いの末、3位に入った場所。「もう20年くらい前ですよね。北海道は涼しいですし、フラットなコースが多い印象。好きですね」。19年は賞金ランク83位でシード権獲得から遠ざかり、今季は最終予選会113位で出場できる試合は限られている。
「まだ3日間ある。最終日に優勝争いをできる位置にいたい」
20歳前後の若手の活躍が目立つ女子ツアーだが、今年は35歳の上田桃子、33歳の菊地絵理香、笠りつ子、若林舞衣子も復活優勝を果たした。キンクミにもチャンスはある。
(THE ANSWER編集部)