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大谷翔平はMVP+サイ・ヤング賞なるか 米メディア検証「信じ難い現象見慣れてきた」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季メジャートップの40本塁打、88打点、投手としても8勝1敗、防御率2.79と大活躍している。ア・リーグMVPは本命視されている二刀流はサイ・ヤング賞候補にも名前が挙がっている。ダブル受賞の偉業はなるのか。米メディアが占っている。

エンゼルスの大谷翔平【写真:AP】
エンゼルスの大谷翔平【写真:AP】

「スポルティングニュース」が検証、MVPは「確定」もサイ・ヤング賞は…

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季メジャートップの40本塁打、88打点、投手としても8勝1敗、防御率2.79と大活躍している。ア・リーグMVPは本命視されている二刀流はサイ・ヤング賞候補にも名前が挙がっている。ダブル受賞の偉業はなるのか。米メディアが占っている。


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「ア・リーグMVP最有力候補のショウヘイ・オオタニはサイ・ヤング賞も受賞できるのか?」と特集したのは。米スポーツ専門メディア「スポルティングニュース」だった。まず、今季二刀流で躍動を続ける大谷について「現時点でショウヘイ・オオタニは基本的にア・リーグMVPを確定させている」と指摘している。

 三冠王を狙うブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手も大活躍しているが、「オオタニの投手としての成績で、不公平な競争と化している」と分析。その先のMVPとサイ・ヤング賞のダブル受賞の可能性を占い、「ダブル受賞を考えることはそこまでクレイジーな話ではない。現時点で最有力候補ではないが、シーズン残り1か月あまりで(ライバルに)肉薄している」と快挙の可能性は残されている、としている。

 データでも投手・大谷の能力は証明されており、選手の貢献度を示す指標「bWAR」で3.8。ロビー・レイ(ブルージェイズ)の5.2、ゲリット・コール(ヤンキース)の4.9、ランス・リンの4.5、カルロス・ロドン(ともにホワイトソックス)が3.9に続く5番目という。大谷のオールスター後の活躍も評価の対象になり、5試合先発で防御率は1.36、33イニングで、被安打21、与死球4の安定感で「本当に凄すぎる」と絶賛している。

 そして、今季リーグの絶対的なライバルの不在も追い風になるという。「彼が競っているのは全盛期のカーショーでも、全盛期のシャーザーでも、全盛期のバーランダーでもない。彼はかなり良いシーズンを過ごしている、それなりの好投手と争っているに過ぎないのだ」と指摘。大谷がサイ・ヤング賞を争うのはメジャーを代表するエース級ではないと分析している。

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