井上尚弥に中指立てたカシメロ 止めない挑発に母国出身記者が警告「自分に死刑宣告」
ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は、14日(日本時間15日)に防衛に成功した試合直後、今後の対戦候補であるWBAスーパー&IBF同級王者・井上尚弥(大橋)に中指を立てる挑発ポーズをとった。この行為に対し、母国記者は「自分への死刑宣告」と警告している。
リング上だけではなく会見でも…カシメロの挑発行為
ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)は、14日(日本時間15日)に防衛に成功した試合直後、今後の対戦候補であるWBAスーパー&IBF同級王者・井上尚弥(大橋)に中指を立てる挑発ポーズをとった。この行為に対し、母国記者は「自分への死刑宣告」と警告している。
カシメロは試合後の会見でも“禁断”のポーズをとった。プロモーターらと出席。人差し指、中指、薬指を立てると「俺の標的は3人。最初のリゴンドーは終わり」と薬指を折り、「次はドネア」と人差し指を折る。中指を立てたまま「最後にナオヤ・イノウエだ」と挑発した。隣でプロモーターが手を叩いて煽っている。
海外メディアが動画付きで報じる中、フィリピン出身で米国育ちのフィリピンメディア「ラプラー」などに寄稿するジョー・ビライ記者がツイッターで反応した。「おそらく『できるだけ自分を売り込む』ようなものだったのだろうが、カシメロの『F ナオヤ・イノウエ!』は、彼らが戦うなら彼自身にとっての死刑宣告になるかもしれない」と警告。さらにファンからカシメロ勝利予想の声が飛ぶと、こう返答した。
「カシメロにはドネアのようなカウンターパンチもないし、テクニックも洗練されていない。そして最も重要なのは、ドネアにあったようなイノウエに対するサイズの優位性がないこと。カシメロは暴れん坊で、それはイノウエの思うつぼだろう」
カシメロは、ギジェルモ・リゴンドーに判定勝ちした試合直後のリングでも同様のポーズで挑発。日本の中継でゲスト解説を務めた井上は「ああいう態度をされたら叩きのめしたいなと思う。日本のファンの期待に応えたい」と語っていた。
(THE ANSWER編集部)