羽生結弦、「世界最高から史上最高へ」 米メディアが「歴史的な1日」と称賛
平昌五輪フィギュアスケート男子シングルで、羽生結弦(ANA)が66年ぶりの五輪連覇を果たした。17日の圧巻のフリーで206.17点をマークし、合計317.85点。米メディアは大会8日目の主役に羽生を選出。「世界最高から史上最高へ」と称賛している。
羽生が暗い1日を明るく照らした、「彼の勝利は歴史的な1日の締めくくり」
平昌五輪フィギュアスケート男子シングルで、羽生結弦(ANA)が66年ぶりの五輪連覇を果たした。17日の圧巻のフリーで206.17点をマークし、合計317.85点。米メディアは大会8日目の主役に羽生を選出。「世界最高から史上最高へ」と称賛している。
米スポーツ専門放送局「ESPN」は大会8日目を「ボンの落胆、ハニュウの歴史、クリスティの深い悲しみ」と総括している。
アルペンスキー女子スーパー大回転で優勝候補と期待されながら表彰台を逃したリンゼイ・ボン(米)。ショートトラック女子1500メートル準決勝でエリス・クリスティ(英国)が転倒し病院に搬送されるなど、暗い話題の多かった1日だが、「Yuzuru Hanyu」が華麗な舞いで平昌を明るく照らしたと振り返っている。
昨年11月の右足首故障から、ぶっつけ本番で金メダルをつかんだ羽生について寸評でこう称賛している。
「ハニュウはフィギュアスケート界で世界最高のスターとして五輪にやってきた。彼は史上最も偉大なフィギュアスケーターという異名を確固たるものとし、五輪を去ることになるだろう。彼の勝利は競技全体にとって歴史的な1日を締めくくるものになった」
1948、52年の五輪を連覇した米国の伝説的スケーター、ディック・バトン氏以来となる66年ぶりの偉業を達成した羽生のみならず、スペインのハビエル・フェルナンデスは同国史上初のメダルを獲得。アメリカのネーサン・チェンは4回転ジャンプに6度挑戦し、5度成功させ、フリーでの自己ベスト215.08点をマークした。
平昌五輪の8日目は、フィギュアスケートの歴史に深く刻み込まれる1日となった。
(THE ANSWER編集部)