大迫傑、東京五輪マラソンを「現役ラストレースに」 自身のSNSで発表「持てる力全て出せる」
東京五輪のマラソン男子に出場する大迫傑が、8月8日に行われるマラソンを「現役ラストレースにする」と自身のツイッターで発表した。
ツイッターで発表、「出し切るため」と理由説明
東京五輪のマラソン男子に出場する大迫傑が、8月8日に行われるマラソンを「現役ラストレースにする」と自身のツイッターで発表した。
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大迫が決意を示した。「現役選手としてのラストレースにします」と断言し、「それは、出し切るため。もう半歩、目標に近づくため。『走る』その究極にシンプルなことに、純粋に向き合う」と理由を明かしている。
また自身のYouTubeではさらに詳しく説明している。全文は以下の通り。
「陸上選手、マラソンランナーとしてのゴールを8月8日に決めました。それは東京を自分自身の競技人生の最高のゴールにするためです。2013年に大会が決まってから東京を目標にしてきました。
最高の舞台にするために自分の100%を注ぎ込んできました。次があるという言い訳を強制的になくしたくてこの大会をゴールにしました。このレースが終わりと決めた今、自分の持てる力すべて出せる気がしています。
東京をゴールに決めて、これが自分の最後のマラソンになるんだと考えて、ふと今の瞬間に改めて立ち返ってみると、風の匂い、雨の音、練習中の筋肉の張り、着地した時の感覚だったりがすごく繊細に感じて、そしてすごく大切に思えて、ゴールまでそういうものを大切に走り切りたいと思いました」
30歳の大迫は佐久長聖高から早大へ進学、日清食品グループを経て、ナイキ・オレゴンプロジェクトへ。16年リオデジャネイロ五輪は5000メートルで全体28位、1万メートル17位。マラソンでは17年ボストンで3位。18年10月のシカゴ・マラソンで2時間5分50秒の日本記録を樹立し、20年3月の東京マラソンで2時間5分29秒とさらに日本記録を更新し、東京五輪の日本代表に内定していた。
(THE ANSWER編集部)