33歳ママ若林舞衣子が2週連続V争い 最終日は2歳長男が観戦「しっかりいいゴルフを」
女子ゴルフの国内ツアー・GMO&サマンサカップ第2日が17日、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で行われた。ツアー通算3勝の“ママさんゴルファー”若林舞衣子(ヨネックス)が3バーディー、ボギーなしの69で回り、通算12アンダーで首位と1打差の2位。2019年4月に出産後初の優勝がかかっている。24歳の野澤真央(愛知製鋼)が単独首位。
GMO&サマンサカップ第2日
女子ゴルフの国内ツアー・GMO&サマンサカップ第2日が17日、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で行われた。ツアー通算3勝の“ママさんゴルファー”若林舞衣子(ヨネックス)が3バーディー、ボギーなしの69で回り、通算12アンダーで首位と1打差の2位。2019年4月に出産後初の優勝がかかっている。24歳の野澤真央(愛知製鋼)が単独首位。
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最高気温32度の暑さで奮闘した。首位タイで出た若林は、出だしの1番でロングパットを沈めてバーディー。いきなり単独首位に立つと、4、5番の連続バーディーで伸ばしたが、以降はパープレーとなった。同組の野澤が11番で1つ伸ばし、首位の座を譲る展開に。それでも、プレーオフを除く正規のラウンドでは72ホール連続ボギーなしの安定感で1打差2位につけた。
「今日は昨日よりさらに暑くて、頭がクラクラしてやばかったです。追いかける立場になってから、自分がバタバタしていて追いかける感じではなくなってしまいましたが、パーを続けていけたのでよかったかな。(ショットは)右に行って、左に行って結構コントロールがきかなかった。グリーン周りでしっかりパーセーブができた。(連続ボギーなしは)気づいていました。でも、意識するというより、ボギーはいつか来ると思っている」
18年11月から産休制度を利用し、19年4月に第一子となる長男を出産した33歳。姉や会社員の夫のサポートを受けながら昨年6月の20-21年シーズン開幕戦からツアーに復帰した。前週は堀琴音(ダイセル)とのプレーオフに敗れ、2位で悔し涙。「先週もいいプレーができた。負けたのは悔しいけど、自分が崩れていったわけではない」と調子はキープできている。
6月最終週のアース・モンダミンカップ最終日に母が死去。最期を看取ることができず「自分のゴルフだけは後悔しないように自分を信じてプレーしよう」と決意した。勝てば17年3月以来約4年4か月ぶりの4勝目、1988年のツアー制施行後では6人目の“ママさんV”だ。今大会初日は2歳の長男が初めて生観戦。最終日も駆け付ける予定だ。
「追いかける方が楽だと思うので、勝てなくてもしっかりいいゴルフをしたい。優勝はいいプレーをした選手がすると思うので、自分がいいプレーをすればいい」
ママ初Vへ一打に集中する。
(THE ANSWER編集部)