17試合11度の予選落ちからV争い 24歳野澤真央が初Vへ「徐々に調子が上がってきた」
女子ゴルフの国内ツアー・GMO&サマンサカップ第2日が17日、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で行われた。首位タイで出た24歳の野澤真央(愛知製鋼)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算13アンダーの単独首位で初優勝に王手。1打差の2位に若林舞衣子(ヨネックス)がつけた。観衆は1139人。
GMO&サマンサカップ第2日
女子ゴルフの国内ツアー・GMO&サマンサカップ第2日が17日、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で行われた。首位タイで出た24歳の野澤真央(愛知製鋼)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算13アンダーの単独首位で初優勝に王手。1打差の2位に若林舞衣子(ヨネックス)がつけた。観衆は1139人。
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野澤は4、5番で連続バーディーを奪うと、8番でもバーディーを奪った。9番は7メートルを沈めてナイスパー。11番パー5の第3打は残り14ヤードから1メートルにつけてバーディーとし、単独トップに立った。13番のボギーで「スイングのバランスが悪くなった」とズレが生じたが、なんとか最後までパープレーで首位を守った。
「アイアンショットはずっと調子がよかった。(13番の)ボギーのあたりからは我慢の一日でした。ショットも、パットの調子もいい時と悪い時で波があったけど、徐々に調子が上がってきた」
愛知・名古屋市出身の24歳。2015年のプロテストに合格し、17年に下部のステップアップツアーで3勝したものの、レギュラーツアーは未勝利だ。今年は5月に自己最高の4位に入ったが、17試合のうち4連続を含む11度の予選落ちした。昨年まで渋野日向子(サントリー)も教えていた青木翔コーチに師事。6月にショットのバリエーションについてアドバイスをもらった。
「応用編ですね。(不調時の)対処法のショットを教わりました。ピンまでの距離が余った時には上に飛ばす。ショットで前に飛ばすのではなく、上に飛ばして距離を合わせる」
この日は重圧のかかる最終組で回ったが、前半を終えた第1組の渋野が自分たちの一つ後ろにいた。ギャラリーが渋野組に集まり「逆に最終組という感じがしなくてやりやすかったです。後ろの組が最終組なのかなっていう感覚。ギャラリーの方がいてくださってもやりやすいと思うので、どちらでもできると思います」と明かした。
勝負の最終日。1打差の若林、3打差の大里桃子(伊藤園)と同組だ。「明日も自分らしく楽しんでプレーすることを大切に。できれば優勝したいけど、内容にしっかり集中して頑張りたい」と気を引き締めた。
(THE ANSWER編集部)