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35歳横峯さくら、2月の出産後初の予選通過決定的 復帰3戦目「通過が自信にも繋がる」

女子ゴルフの国内ツアー・GMO&サマンサカップ第2日が17日、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で行われた。ツアー通算23勝の横峯さくら(エプソン)が4バーディー、3ボギーの71で回って通算3アンダー。ホールアウト時点では暫定34位とし、出産から復帰後3戦目で初の予選通過が決定的となった。

横峯さくら【写真:Getty Images】
横峯さくら【写真:Getty Images】

GMO&サマンサカップ第2日

 女子ゴルフの国内ツアー・GMO&サマンサカップ第2日が17日、茨城・イーグルポイントGC(6657ヤード、パー72)で行われた。ツアー通算23勝の横峯さくら(エプソン)が4バーディー、3ボギーの71で回って通算3アンダー。ホールアウト時点では暫定34位とし、出産から復帰後3戦目で初の予選通過が決定的となった。

 横峯は昨年11月のTOTOジャパンクラシックを最後に産休に。今年2月に第1子を出産し、5月末に半年ぶりのツアー出場を果たした。前週に続いて2週連続出場となった今大会で復帰後初の予選通過が決定的に。35歳のママは「お疲れ様でしたぁ」と会見で安堵した様子。「18番が終わって率直に嬉しかった。そこ(予選通過)を目指しているわけではないですけど、こういう現状でしっかり通ることが自信にも繋がる」と喜んだ。

 この日は出だしの1番でバーディー。2番でボギーを叩いたが、3、5番で伸ばした。この日イーブンとして迎えた16番は約7メートルのパットを入れてバーディー。最高気温32度の中、1つ伸ばす3アンダーで戦い抜いた。

「カットラインが50位タイ(実際は70位タイ)で2アンダーが必要だと思っていた。(16番の)グリーンに上がった時に今のところイーブンパーでOKだと知った。でも、間違えていたらダメだと思って、狙ってバーディーを獲れてよかったです。復帰戦は2打足りずに予選落ちして、2戦目は1打差。三度目の正直で予選を通れたのは自信になる。来週まで推薦出場をいただけた。感謝しかないです」

 19年4月に第1子を出産した若林舞衣子(ヨネックス)が前週に続いて優勝争い。同じ“ママさんゴルファー”の横峯は「本当に凄いなって思います。やっぱり私も、と思って刺激を受けています」と歓迎した。宮里藍さんの妊娠報告には「インスタでおめでとうと伝えました。嬉しかったです。切磋琢磨してやってきて、互いにママになった。凄くハッピーな気持ちになります」と笑った。

 試合前の下準備を万全にして今大会に臨んだ。「産後は試合勘はあまりないので、試合の入り方を特に気をつけました」。ヤーデージブックに記したショット、パットの注意点を見直しながら出場。夫の森川陽太郎さんがキャディーを務め「夫が80%くらいパットのラインを読めて、私は3割くらいしか読めていない。擦り合わせながらです」と“共同作業”で戦った。

 最終日へ「ショットも、パットもまだまだ。18ホール同じスイングをできていないのが今の課題。18ホールしっかり自信を持って振ることができれば上位で戦えると思う」と向上心を見せた。

(THE ANSWER編集部)


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