陸上界に衝撃走った400m障害「46秒70」の世界新 29年前の記録を塗り替えたのは23歳
1日に行われた陸上のダイヤモンドリーグ第4戦オスロ大会、男子400メートル障害でカールステン・ワーホルム(ノルウェー)が46秒70の世界新記録を樹立した。トラック種目では最古のレコードを塗り替えた23歳は陸上界に驚きを与え、米メディアも絶賛している。
ワーホルムが29年ぶりに世界新記録、トラック種目最古のレコードを塗り替える
1日に行われた陸上のダイヤモンドリーグ第4戦オスロ大会、男子400メートル障害でカールステン・ワーホルム(ノルウェー)が46秒70の世界新記録を樹立した。トラック種目では最古のレコードを塗り替えた23歳は陸上界に驚きを与え、米メディアも絶賛している。
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東京五輪へ、とてつもない記録を打ち立てた。7レーンのワーホルムは1台目からすでに他の選手をリード。そのままぐんぐん突き放す。直線に入っても2着以下に5メートルの差を保ち、失速することなくゴール。記録を確認すると、両手を広げ、歓喜を爆発させた。
これまでの世界記録は1992年バルセロナ五輪でケビン・ヤング(米国)がマークした46秒78。ワーホルムは実に29年ぶりに塗り替える46秒70だった。しかもトラック種目では最古のレコードというから価値は高い。
「カルステン・ワーホルムが29年間不滅の400メートル障害の世界記録を破る」と報じた米スポーツ専門局「NBCスポーツ」によると、本人は「完璧な瞬間だった。みんな長年破られなかったこの世界記録について話していた。自分の年齢よりも長い期間不滅だった記録だ」と喜びに浸ったという。
400メートル障害を巡っては、6月の全米五輪選考会でライ・ベンジャミンが46秒83の好記録を出したばかり。記事では「ワーホルムの記録はすでに熱戦が期待されていた今夏の東京五輪を、より過熱させるものになった」と期待を込めた。
同種目で活躍した為末大氏はツイッターを更新し、「Warholmが破ったのは、Kevin Youngの世界記録です。12歩でバックストレートを走っています。あまりに長い手足のためにスパイダーマンという愛称で呼ばれていました」と解説していた。
(THE ANSWER編集部)